対象:老後・セカンドライフ
藤本 厚二
ファイナンシャルプランナー
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成年後見制度について
成年後見制度について少々間違った理解をされているように感じます。
それとあなたが今現在無職であるのは、病気で働けないとか、何か理由があるのでしょうか?これについては質問外ですから触れずにいきたいと思います。
まず、成年後見制度は、被後見人つまりこの場合、お母さんが判断能力が欠落し又は喪失し、日常の生活に支障が生じるようになった場合に、家庭裁判所の判断で後見人をつけることになります。当然判断能力の多寡により、後見・補助・補佐との区別はあります。後見人の役目は、被後見人の財産管理や日常生活の支援をすることです。後見活動をするための実費や報酬については一年ごとに裁判所で決定します。
そのため、お母さんの年金からあなたの生活費や年金支払いを行うことはできません。これはあなたが調べたとおりです。
また、任意後見制度においてもしかりですが、お母さんが今はしっかりしているので、これから先に万が一判断能力が欠落した際に、どう対処するかや見守りの詳細について前もって契約しておくことです。見守りの費用として、任意後見契約の中に条項を入れることは可能ですが、年金納付金額相当分を入れることは困難であると思います。
任意後見制度においても後見制度においても、被後見人の最低限度の生活権をいかに守っていくかが大きな内容ですので、本人の費用支出以外で財産の減少を行うことは厳密に制限されています。
そのためあなたが質問されているように、成年後見制度を利用して、あなたの生活費を工面したりあなたの年金を納付することは断じてできるものではありません。
あなたが後見人になることはできると思いますが、生活費はご自分で用意するしかありません。
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この回答の相談
無職の40代独身男性です。
母名義の分譲マンションで母と2人暮らししてます。
母は70代ですがまだ元気で、年金生活者です。
私は母に扶養して貰って生活してます。
母の老後… [続きを読む]
saitou0033さん (東京都/41歳/男性)
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