対象:住宅設計・構造
伊藤 裕啓
一級建築士
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構造部分の劣化状況を確認しましょう
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住まいのe-相談室 建築士の伊藤です。
築25年の重量鉄骨造の家の購入を検討されているのですね。
建物はどのような構造であっても構造部分の劣化があると安全・安心・快適に住み続ける事ができません。そういう意味では不動産広告でよく見る「リフォーム済み」「綺麗にお使いです」という紹介文は役に立たない事になります。
鉄骨造の建物の主な劣化としてはサビの発生、雨漏りがあります。また1階の床が木造の場合、シロアリ被害を受けている事もあります。特に屋上のある建物の場合は漏水に注意しなければなりません。
築年数だけを考えるとまだ十分使えそうですが、まず劣化状況を確認してはいかがでしょうか。調査は原則目視で行うのですが劣化以外に建物の傾斜等まで確認すれば購入の可否を判断する材料となります。コストが発生しますが専門家の判断は参考になると思います。
また建築設計図書、確認申請図書等がそろっていればより良いと言えます。
評価・お礼
lavi さん
2012/12/19 16:01
ご回答ありがとうございました。シロアリまで気が付きませんでした。
大変参考になりました。
伊藤 裕啓
2012/12/20 18:08
評価いただきありがとうございました。
鉄骨造、鉄筋コンクリート造はシロアリの被害は関係ないと思われがちですが、床組が木造である場合は被害を受けているケースがあります。室内から見るだけだとわからないかもしれません。
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この回答の相談
築25年重量鉄骨造りの30坪2階建て住宅の購入を検討中です。丁寧に使われていること、床材、など材料は良質なものを選んでおられるようですが、ただ築年数がかなりたっているので、… [続きを読む]
laviさん (大阪府/45歳/女性)
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