構造専門家に相談必要 - 森岡 篤 - 専門家プロファイル

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対象:住宅設計・構造

構造専門家に相談必要

2007/08/07 09:52
(
4.0
)

木造在来工法は、地震や風など水平方向荷重に対し、耐力壁で抵抗します。
耐力壁は、量(長さ)が十分あり、平面的にバランス良く配置することが必要ですが、それ以前に、有効な耐力壁であることが重要です。

耐力壁に地震の水平方向の力が加わると、耐力壁の下端の両角に
浮き上がる力(反対側は沈み込む)が加わります。
この力に対し、しっかり支持することが「有効な耐力壁」の条件です。

1階の耐力壁は、土台に固定されますが、「浮き上がる力」の大きな場合、ホールダウン金物等で固定します。

2階の耐力壁では、「浮き上がる力」に抵抗するため、壁の両側の下階(つまり1階)に柱が必要です。
下階に柱のない耐力壁は、不可能ではありませんが、特殊な配慮が必要で、ほとんどの場合「有効な耐力壁」ではないと考えて間違いありません。


のんのんのんさんのお宅の計画は、オーバーハング(2階が片持ちで1階より外に出ている)が多いようですね。

オーバーハングした、例えばバルコニーの先端に壁を付けたとしても、下階に柱がないので、「有効な耐力壁」とはなりません。

もし2階の耐力壁として、このようなオーバーハングした下階に柱のない壁をカウントしていたとすると、「基準法の倍の壁量、4/1法のバランス」も意味がありません。


このような問題は、個別に検討(設計の一部ですが)する必要があり、専門家に相談されることをお勧めします。

建築デザインと構造は別の専門分野です。
建築家は通常建築デザインの専門家で、構造にそれほど詳しくない人がほとんどです。
今回の場合、構造専門家(構造家、構造設計者)に相談して下さい。


ちなみに、現在の確認申請システムでは、木造2階建て建物(4号建物)は一級建築士が確認の特例を使うと、構造はノーチェックで確認が降りてしまいます。


参考になりましたでしょうか。

評価・お礼

のんのんのん さん

ありがとうございました

回答専門家

森岡 篤
森岡 篤
( 建築家 )
有限会社パルティータ 代表

庭を取り込む心地良い空間、永く住むためのフレキシブルな家

家づくりは、建て主にとっても、とても手間がかかることですが、苦労した結果、建物が実際に形となり、できあがっていくのは、本当に楽しいものです。遠い将来、この家に住んで良かった、と感じてもらえるような、家づくりのお手伝いをしたいと思います。

(現在のポイント:-pt このQ&Aは、役に立った!

この回答の相談

オーバーハングなど

住宅・不動産 住宅設計・構造 2007/08/07 07:20

まもなく着工を控えている中、遅ればせながら建物の耐震性などについて教えて下さい。

在来工法で、構造用合板で耐力壁を構成する(筋かいなし)工法です。
1階床面積49.68?、2階50.51?で、2階にL… [続きを読む]

のんのんのんさん (神奈川県/43歳/女性)

このQ&Aの回答

木造の場合は長い目で見ると・・・ 八納 啓造(建築家) 2007/08/07 08:49
オーバハングについて 佐野 靖(建築家) 2007/08/08 10:23
計算方法を変えられては 福味 健治(建築家) 2007/08/08 13:45
構造事務所 2007/08/07 23:55
構造専門家 2007/08/07 23:56
専門家 2007/08/07 23:57

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