対象:新築工事・施工
菊池 克弘
建築家
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工事の金額調整もできる建築家を選んでください
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はじめまして。
胸中、お察しいたします。
ご質問に対し、以下のように回答いたします。
基本設計:工務店4社に見積
何故、最初から大概算でも見積を取らなかったのか疑問ですね。ここで、その後の進路調整をするのが当然のことと思いますが。
予算内という図面と見積りを受け取りました。
建物本体価格ですね。
「家に必要なものすべて」が入ったプラン
私もよく、「家に必要なものすべて入れて欲しい」との申し出を依頼主から受けますが、その場合、外構(通路、駐車場等)、カーテン、エアコン、家具等、細かく契約書に記載いたします。本体価格の提示をもって、必要でないは論外ですね。
設計の根本
設計の根本しないとは、どういうことでしょうか?駐車場、通路等は設計していなかったのでしょうか?
私たちが住む家
依頼主の住宅を設計している、ということを考えられない建築家も存在いたします。
建築家は同じ
そうとは限りません。
見積り調整をうまく進める方法
一般に建築家に見積を依頼した場合、適正な見積額を算出するのが難しくなります。意外と思われるかもしれませんが、大半の建築家は、工事金額の調整経験が極めて少ないからです。これは見積調整もできる建築家を選ぶしかありません。
尚、私のコラム「建築家に家の設計を依頼する時の注意点」もご覧になってください。
http://profile.allabout.co.jp/w/c-91011/
また、元早稲田大学教授 椎野潤工学博士著「オープン・コスト・ハウス」メディアポート社刊 も購読してみてください。見積調整について詳しく記載されています。
上記のような流れで契約解除した場合、設計費のいくらかは返金してもらえるのでしょうか
設計契約の契約条件にもよりますが、「家に必要なものすべて」が入った金額で、完成させられる住宅の設計を依頼したものと推認されます。であるとすれば、その債務の不完全履行は明らかなので、返金の対象になると思われます。先ずは当該建築家と話合い、それでも解決しない場合は、裁判で解決することをお勧めいたします。
建築家に依頼する場合、多かれすくなかれ同じ
こだわりのある住宅に住まわれるのが夢であるならば、建築家をお勧めいたします。
尚、個別のご相談も承っております。以下ご覧になってください。
http://profile.allabout.co.jp/pf/katsuhiro-kikuchi/
補足
以下、補足となります。
建築工事の見積調整は、大手建設会社の見積担当者でも簡単なことではありません。予算の厳しい工事になると、様々なノウハウを駆使しコストダウンの計画を施します(これをVE(バリューエンジニアリング)といいます)が、実際のVEは、ありとあらゆる知恵比べで、毎回毎回、違った解決方法を探求します。そして、これを適切にできる技術者は、大手建設会社の中でも少数しか存在しないことも申し添えておきます。
評価・お礼
newhouse さん
2012/11/23 16:31
ご回答ありがとうございます。
設計を以来する前に、「建築家に家の設計を依頼する時の注意点」を
拝読させていただいていればと残念に思います。
こちらを参考に、もう一度話し合いをもち
今後もまかせられるかを検討したいと思います。
現状の態度をみていると、施工管理にも不安を覚えますし、
いまだ気がついていない追加工事が増えるのではないかと
予想してしまいます。
一度落ち着いて、再度スタートできるようにしたいと思います。
ありがとうございます。
菊池 克弘
2012/11/24 01:53
設計を以来する前に、「建築家に家の設計を依頼する時の注意点」を拝読させていただいていればと残念に思います。
建築家に家の設計を依頼する時、このようなトラブルは良く発生いたします。私はこのような事後処理を今まで20回以上行って来た経験から、「建築家に家の設計を依頼する時の注意点」のコラムを掲載しておきました。
こちらを参考に、もう一度話し合いをもち今後もまかせられるかを検討したいと思います。
尚、是非、オープン・コスト・ハウスも購読してみてください(アマゾンから購入できます)。建築家の設計したデザイン住宅を、厳しい予算に合わせるべく、様々なVEを駆使して予算に合わせたプロセスも実例で具体的に記述されています。
現状の態度をみていると、施工管理にも不安を覚えますし、いまだ気がついていない追加工事が増えるのではないかと予想してしまいます。
私は基本設計の一段階前に、企画設計というラフな図面を作成し、この図面を基に大概算見積(概算見積の一段階前の見積)を行います。そこで、依頼主と予算がオーバーした場合の対処法も検討し、基本設計に入って行きます。そして、弊社の場合ですと、ここで概算見積も行いながら基本設計を進行させていきますので、目標予算を大幅に(2割以上)上回ることは起こり得ません。基本設計終了後には、VEを先行して行いながら、実施設計に移行しています(この段階では、既に、依頼主の最終的に決定した予算で工事の実施は可能となる金額に調整されています)。
いまだ気が付いていない追加工事に不安があるということは、おそらく、見積自体、正確なものができていないことが十分に予想されます。
一度落ち着いて、再度スタートできるようにしたいと思います。
弊社までご来社いただければ、図面及び見積書のチェックを無償で行います。ご遠慮なくお申し出ください。
■お問い合わせ先
都市環境建設株式会社
TEL :03(3803)1420
E-MAIL:info@bestsolution.jp
URL:http://www.bestsolution.jp
(現在のポイント:-pt)
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newhouseさん (神奈川県/33歳/女性)
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