伐採見積もりについて

　私はエクステリア工事をしていますが建物着工前の造成や駐車場拡張工事等には伐採工事を伴うことが多々あります。当然のことですが工事着工前には見積書を提出します。私の場合見積もりの各項目は以下の通りです。
　（１）伐採樹木処分費　２又は４トン車に換算
　（２）人工数
　（３）重機代　パワーショベル又はクレーン車
　（４）諸経費

　上記形式が一般的だと思います。質問者様が業者の見積もりに疑問を抱くのも当然です。では何故そのような形式になったのでしょうか。本来、見積もりは各項目を積み上げて合計金額を算出すべきです。しかし今回の場合（推測ですが）先ず全体金額を概算で出したものの「１式」では見積もりの体裁が悪いため各樹木に割り振ったものと考えられます。伐採量を正確に見積もるのはかなりの経験を要します。見積もりに自信がないと金額にかなり上乗せするものです。現況が分からないので見積もりが適性なのか判断は控えますが過去の事例から類推すると割高の感がします。

　伐採見積もりを依頼する場合、同業の私が指摘するのも気が引けますが見積もりは造園屋さんより解体屋さんの方が金額的には割安です。特に高木の根を処分するなら尚更です。伐採、伐根も解体屋さんの大型重機の方が効率的です。
　尚、剪定や危険でない伐採（いわゆる軽作業）ならシルバーさんでもいいのですがそれ以外の伐採工事は受け付けてもらえないでしょう。
　参考になればと思います。