英語が出来るかではなく、何が出来るかが大切

同じような質問に過去３０年間コツコツ答え、誤解のもとに間違った選択をしないようアドバイスして来ました。

残念ながら回答は：

１．一年語学学校に行くだけでは単なる外国で暮らした経験しか残りません。
（語学学校自体は内容がお粗末なのでお金の無駄です。）

２．正式に英語圏の大学に入学し学位を取ったとしても（日本からスタートする人は大体５年から７年かかります）、その学位はどんな能力の保証となり、どんなスキルで会社に貢献できるかを明確に示さないと、「留学」を就職の武器にすることは出来ません。

３．ひとつだけ、一年の外国経験が生かせるとすれば、現地で地元の人、社会とのネットワークを作り、そのネットワークを使い将来の仕事の可能性にむすびつける。
（まず不可能だと思いますが）

会社を辞めて、一年のみ語学学校に行き、今度は今よりいい環境、給料の仕事を考えているのなら大きな落胆をすると思います。

ただ、日本では出来ない経験を積むことで今後のあなたの人生感を変えようとしているのなら迷わずやってみるといいですね。

実は、私の会社でもこの１年以内をめどに東京方面でスタッフを募集します。
もちろん、英語が出来ることは当たり前ですが、その英語も英語圏（北アメリカ）の常識を基本としたコミュニケーション能力です。

そして何より大切なのが、どんな専門能力があり、それをどこまでcreative に自分の頭で応用できるか、ですね。　言われたことしか出来ない人材はお金を出してまで雇いません。

不可能な高望みかもしれないですが、そんな人材がいれば一緒に仕事したいですね。

よく考えて大切な決断をしてください。

Good Luck.
（今外国出張中です。　これからネパールに向かうので、バンコク空港のラウンジでマンゴーを食べながら書いてます。）