対象:生命保険・医療保険
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真鍋 貴臣
ファイナンシャルプランナー
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老後資金の全てを保険で賄うには限りがあります。
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ペグ様
こんにちは。
私は香川県でファイナンシャル・プランナーをしています、香洋ファイナンシャル・プランニング事務所の真鍋と言います。
保険の個別商品については別の方がご回答されておりますので、私は少し別の観点でご回答させていただこうと思います。
今回のペグ様のご相談内容を整理させていただくと…
・将来に向けた貯蓄がしたい
・元本割れは避けたい
・保障が主な目的ではない
・インフレリスクに対応したい
という事であろうかと思います。
確かに、上記観点であれば”将来に向けた貯蓄”という観点で、保険では限界があるのかなと思います。
ただ、リスクとリターンはトレードオフ(二律背反)であり、リターンを希望される場合はリスクについても向き合ってゆく必要があります。
ただ、上記をふまえ、それでも元本確定商品で備えたいという場合は、「債券」をお勧めします。
債券とは国債や社債の事で、保有期間中は所定の利息が、満期時には額面が返ってくる商品の事です。
この商品のリスクは
・中途解約した際に額面割れする事がある。
・債券の発行体が倒産すると帰ってこない可能性がある(それでも株より求償順位は上です)
という2点です。
なお、外貨建ての場合はここに外貨に関係するリスクが入ります。
ちなみに、発行体の安全性により、リターン(利率)が決まります。
債券は積立という概念がないので、まずは積立預金などでお金を貯めて、条件のいい債権が発売されるタイミングで購入する…という方法を取ればよいかと思います。
なお、上記リスクは保険で備えた場合でも全く同じです。
(保険も結局は、その原資を債券で運用しているためです)
保険は、いったん掛けはじめると途中で解約すると元本割れするという事が最大のリスクです。
(「使ってしまわないように手元からお金を手放す」という意味ではいいかもしれませんが)
その点、債券であれば短期(1年)~中期(数年)ですので、自分のタイミングでコントロールすることが可能ですし、インフレリスクに対応することも可能です。
(日本の金利はほぼゼロですので、ここから更に下がる事は考えにくく、むしろ今後上昇した場合にスイッチできるように考えておくほうが良いかと思います)
以上、よければご参考にしてください。
評価・お礼
ペグ さん
2012/10/13 13:34
ご回答ありがとうございます。
>ただ、上記をふまえ、それでも元本確定商品で備えたいという場合は、「債券」をお勧めします。
債券というのは初めて聞きました。そういう方法もあるのですね。
もともとは保険代理店の型から変額終身を勧められたのがきっかけで、同じような保険でさらに良い条件のものをと思っておりましたが、保険に拘る必要はないのですね。
債券については全くわかりませんので、よくよく勉強してみようと思います。
参考になるご回答ありがとうございました。
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この度、医療保険を加入するにあたり、保険の代理店で相談をした際、老後の生活資金の為の貯蓄目的と、主人が亡くなった際の生命保険も兼ねて、東京海上日動あんしん生命の長… [続きを読む]
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