対象:ペットの医療・健康
Re:猫の口腔内の肉芽組織について
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猫の口腔内腫瘤には、腫瘍、好酸球性肉芽腫、細菌感染などにより生じた肉芽腫などがあります。
病理所見と文面より、好酸球性肉芽腫が疑われます。好酸球性肉芽腫は必ずしも好酸球の浸潤が認められるわけではありません。そのため病理所見では、好酸球の浸潤でなく、炎症細胞の浸潤と記載されていると考えられます。
その他の理由として、ステロイドを休薬することで再発が認められることから、この疾患が疑われます。
創傷治癒過程での異変とも考えられますが、好酸球性肉芽腫は過敏症や遺伝など多岐にわたる原因が考えられる為、原因追求は難しいでしょう。
完治は難しいかもしれませんが、ステロイドを減量したり回数を減らすことにより、体の負担を軽減することは可能です。担当の獣医師とよくご相談された上、今後の治療方針を決定されたほうが良いでしょう。
評価・お礼
にゃんころころ さん
2012/10/17 01:13
詳しい説明ありがとうございます。
大変勉強になりました。完治は難そうですが出来る限りのことはやりたいと思います。回答ありがとうございました。
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この回答の相談
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にゃんころころさん (大阪府/31歳/女性)
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