対象:ペットの医療・健康
Re:猫の怪我のあとのしこり
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一般的な創傷治癒の過程としては、受傷後2~3日でまず炎症細胞の浸潤から始まり、細菌や壊死組織を除去します。続いて受傷後3~5日で線維芽細胞の増殖が始まりコラーゲンの増加や肉芽組織の形成が起こり2~4週間ほど持続します。その後コラーゲンや肉芽組織の減少に伴い瘢痕(傷あと)となり除々に軟化します。
今回の場合は、傷口の下に出来ていることから、創傷治癒の過程における肉芽組織の可能性はあると思います。
腫瘤(しこり)に対する検査についてですが、まず、超音波検査を行ない、その構造、大きさ、範囲、浸潤度合いを確認します。さらに、針を刺して採取した細胞を鏡検することで、化膿巣、炎症性の肉芽組織、腫瘍性病変であるかを判別することができます。
再度かかりつけの先生とご相談の上、診断をすすめていってください。
評価・お礼
shizuruko720 さん
2012/10/13 01:39
お礼が遅くなり、本当に申し訳ありませんでした。
あの後、違う病院にかかり、切開せずに薬を一週間飲ませて様子を見ることになりました。
心配のあまり、針でしこりの中身を検査してもらおうかとも思ったのですが、診察の結果、膿ではなさそうとのことでした。
薬を毎日飲ませ、今はすっかりしこりがなくなりました。
●●先生のお話のように、怪我の傷口のだいぶ下に出来たしこりでしたので、膿ではなく肉芽組織だったのでしょうか。
とにかく悪い腫瘍などではなくほっとしています。
●●先生のお話、とても参考になりました。
本当にありがとうございました。
またなにかありましたらどうかよろしくお願い致します。
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