内部組織ははやめに除去がいいと思います。

こんにちは群馬県前橋市歯科ラブアンドティース院長の袋　晃子です。

大変でしたね。
でも歯牙が完全に割れたり、飛び出してしまってはいないので頑張っていきましょう。
確認ですが除去処置というのは、あくまで根の中で炎症が起こっているため、
内部の組織を除去ということで、歯自体を除去すると言うことではありませんよね？
内部組織を除去と言うことで書かせていただきます。

１．一番怖いのは内部での細菌による感染です。
感染してしまうと細菌自体は、体中に回っていくことになります。
内部の死んでしまった組織は体にとっては異物ですから処置しては早めに、
感染しないように扱うのが原則だと思います。
すでに3か月以上が経過してますから一部は少なくとも感染している
可能性が高いとおもいます。
処置は死んでしまった歯ですから麻酔もいりませんので内部の壊死した組織を取り出していくだけです。
永久歯に影響がでないように早めに処置ができたほうがいいと思います。

２．少なくとも除去後のほうが体には影響が出ないと思います。ただし
その真下に生えてくる永久歯には影響がでやすいので時々レントゲンで観察された
方がよいと思います。

３．鉄分が除去できないとご指摘のように色が黒くなります。ただし永久歯は7歳頃に生え替わりますのでそれまでです。

４．適切な根の治療ができれば、とどまれるケースは多いと思います。この場合の根の治療の最終形は柔らかいペースト状の糊剤で詰めることが多いのですが、吸収の仕方はやや早い傾向がありますが、千差万別で、乳歯は自然に脱落していきます。逆に遅すぎる場合は永久歯の状態をみて抜歯をしていくこともあります。