対象:マッサージ・手技療法
滝山 博行
鍼灸師
-
全身のしびれ
ご質問ありがとうございます。
ご質問の一連の症状については、『しびれの3週間ほど前に、39度の高熱を出し、以後ずっと喉を痛めていて、いろいろな薬を飲み、痺れて五日ほどで喉が治った』という経緯に今回の症状の原因が集約されています。
すなわち、39度の高熱が出る体質と喉の痛みは、東洋医学では共に「腎」の働きに関係しています。「腎」とは現代医学でいう腎臓だけの機能ではなく、婦人科の働きも含まれています。また「腎」は耳の機能とも密接な関係にあります。
このとき、体が要求していた手当ては、解熱剤を含めていろいろな薬を服用することではなかったわけです。症状に対する処置とは、本来、個人の体質により個別の処置と処方がなされるべきで、食べ物の指導なども含めて、もっときめ細かい医療が行われるべきなのです。
あなたの特徴的な体質に合わせて処置されるべきものが、一般論で片付けられてしまったので、高熱は下がり、喉の痛みは消失したものの、元の体に戻らなかったわけです。しびれは、そのことを体が訴えている何よりの証拠です。
鍼灸治療によるツボ刺激は脳の中枢に働き、ホルモン系、自律神経系の不調和を調整して、体を急速に本来の機能に戻そうとします。
どうぞお大事にしてください。
***************************************
鍼 覚王院 シャローム治療室
院長 滝山 博行
〒223-0062 横浜市港北区日吉本町1-24-16
TEL 045-561-2856 FAX 045-561-2891
info@hari.gr.jp http://www.hari.gr.jp
***************************************
(現在のポイント:3pt)
この回答の相談
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A