レンズの差とフォトコン結果に直接の関係はないように思います

はじめまして、And EM アンド・エム　宮本 陽と申します。

レンズの選択、悩みますね。選定プロセスも楽しみの一つと捉えてくださいね。
さて、

【LレンズとEF-Sレンズでは、かなり画質が違うのでしょうか？】
違いは無いとは言えません、周辺部の画質低下やコントラスト表現など、差がなければ違う商品としての存在意義も価格差もなくなってしまいます。
ですが、その差はPCモニターでドットバイドット（ピクセル等倍）あるいは更に拡大するなどのシビアな条件で重箱の隅をつつくような評価をしなければ通常の鑑賞では意識できない範囲かもしれません。
「かなり違うかどうか？」は個人差もあると思われますので、ご自身で実際に評価なさるのが良いと思われます。購入の前にレンタル会社で借りる手もあります。

また、RAW撮影であれば、メーカーアプリケーションであるDigital Photo Professional が備える「デジタルレンズオプティマイザ」という機能で上記のような周辺部の画質低下を補正し結果を改善できる可能性があります。
この機能はレンズの持つ特性に基づいて処理しますのでレンズを選びますが、お持ちのEF-S 18-200 f3.5-5.6 ISも対象になっているようですので試されてみてはいかがでしょう。


【EF 100 f2.8L マクロ IS USM。35mm換算で160mmになってしまう】
マクロレンズの焦点距離は、ワーキングディスタンス（被写体との距離）によって選択すべきもので、手元に触れるような近距離であれば50、60ミリマクロが適しています。被写体との距離によってモノの見え方・形状の表現に変化がありますが、センサーサイズによる1.6倍換算は、焦点距離を変えたときの形状変化ではなく、単に100ミリレンズで結像している画面をトリミングしたものと考えてください。


【コンテストに出品したいとも考えていますが...Lレンズレベルでないと話にならない...？】
これは、多くの場合、直接関係がないように思われます。
レンズ（カメラ）メーカーの営業的な背景があるならともかく、僅少な画質差が「話にならない」ような大きなウエイトを占めるのはフォトコンではありません。それはレンズ評価大会ですね。
私もフォトコン審査をさせていただいていますが、主催者の主旨に合致し応募者の意図が明確且つアピール度が高いものが良い結果を生みます。

写真で何を表現したいか？に立ち返り、撮影自体を楽しんでください。