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田原 洋樹

田原 洋樹
人材育成コンサルタント

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効果的な部下指導について

2012/07/12 23:34
(
5.0
)

こんにちは。じろーさん。

私はビジネスマナーやコーチングスキル等の研修講師をしています。
メール文の書き方について、部下指導をされているとの事ですが、部下が現在どのような状況なのかをチェックしてからその対処法を考えではいかがでしょうか?。
例えば、下記4つの観点での効果的なチェックをご紹介します。
(コーチングなどで、育成課題をとらえる観点として)

1環境や条件が整っているか?
2部下の動機づけがなされているか?
3スキルや知識はあるか?
4あなたの要望が伝わっているか?

スキルや知識がないのであれば、それを教えることで解消はされるのですが、多くの場合は、動機づけがなされていない、つまり本人にやる気がないといった状況も考えられます。
(その場合は、動機を高めるやり方を講じなくてはなりません。例えば褒めるなどのコミュニケーションを通じて相手の承認欲求に応えていく等、対策はいろいろありますが、本人のやる気スイッチを探すことがまず求められます。)

また、意外にも本人に要望が伝わっていないということも大いに考えられます。
「なぜ、メールでの文章表現を磨く必要性があるのか?」「あなた自身が部下にどのようになってもらいたいのか?」改めて言葉で伝えることも必要かもしれません。
ついつい指導する側は「これぐらい言わなくてもわかるだろう」と思いがちですが、本人にとっては「はっきり伝えてほしい」と思っているかもしれません。

また仕事に打ち込める環境や条件が整っているか?もチェックする必要もあります。
メールに集中できない、何か他の要因があるかも知れません。
(体調の問題?他の仕事を抱えすぎている?プライベートで問題を抱えている?)

以上のように、まずどこが本当の課題なのかを見極めたうえで改めてテクニック、つまりスキルが不足しているということであれば、それを教えることが必要になるでしょう。
ただし、教え方も一方的にテーチィングするのではなく、コーチング、つまり本人の主体的な行動を引出し、それをサポートするような姿勢で接することをお勧めします。

「こうやりなさい」ではなく、「どうしたらいいか、考えてみよう!」といったやり取りです。
コーチングは忍耐が求められます。大変なパワーがいると思いますが、どうか気長に接してみてください。以上、簡単ですが、参考になれば幸いです。

講師
ビジネスマナー
コミュニケーション
コーチング
動機

評価・お礼

PF太郎 さん

2012/07/25 10:41

大変丁寧なご回答をいただき、誠にありがとうございます。

>コーチングは忍耐が求められます。大変なパワーがいると思いますが、どうか気長に接してみてください。

「忍耐」「気長」非常にはっとさせられました。
どうしてもすぐに効果が出ることを求めてしまっておりました。

諦めることなく、頑張っていきたいと思います。

田原 洋樹

田原 洋樹

2012/07/27 23:36

じろーさん

評価コメントありがとうございました!

「人は誰しも成長したいと願っている」

私が人材育成の仕事を続けているのは根底にこの言葉を

信じているからです。

大変だと思いますが、部下の成長のサポート、頑張ってください!

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