対象:住宅設計・構造
宮原 謙治
工務店
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高気密高断熱住宅の弊害
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大阪の住宅家・幸せこだわり住宅職人謙さんです。
じゅうぞうさん、大変ですね。
以前は、どのような家にお住まいでしたか?
きつと、現在の家とは違う空気の流れる家ではありませんでしたか?
■冬場に、ガスFHをつけて頭が痛くなるということは、大変なことです。酸欠状態になっているということですね。
■夏場に、エアコンを切ると暑くなるのも空気が流れていないからで、これも酸欠状態です。
■大人は起きている時に、約30㎥(6帖〜7帖)の空気を吸い、18ℓの炭酸ガス(二酸化炭素)を吐き出します。ご夫婦ですとこの倍ですね。寝ている時はこの約半分といいます。
■炭酸ガスは、空気より1,5倍重たいので下の方にたまり、空気中の酸素濃度を薄めることになります。寝ていても心臓は酸素を求めます。
■水槽の中の金魚が酸素不足でアップアップしているように、人間も同じような状態になります。すなわち、慢性酸欠病です。
■酸素不足は、成人病の原因のひとつともいわれていますからことは重大です。
このように、高気密高断熱住宅は、人間が空気中の約21%の酸素を吸って生きているということを拒絶した住宅ですから、このようなことは意外と多いといえます。
断熱リフォームではなく、自然通気リフォームをお奨めします。
評価・お礼
じゅうぞう さん
匠とお見受けしましたが、科学的な回答をいただき感謝いたします。
前拙宅は、「空気の流れる家」と言えば聞こえがよいですが、要はすきま風の入る家でした。冬はいけませんでした。
ただ、引き戸主体の日本家屋でしたから、開け放てば外と同じでした。思えばあれをリフォームするという選択肢もありました。
自然通気リフォームとは聞き慣れませんので、判断しかねますが、今の家が酸欠とは恐ろしい話です。
(現在のポイント:-pt)
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