対象:住宅設計・構造
雨水の侵入について
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横浜の設計事務所です。
ベランダの奥行きが大きい場合、梁を跳ねだして支える構造にするのは
一般的なやり方です。
(既成品の足つきのアルミバルコニーを使いたくないと言う場合)
壁を貫通するものとしては換気口などもあり、そうした部分をどうやって
防水処理するかは重要です。
近年では壁と躯体の間には通気層を設けて(躯体側には透湿防水シート貼)
壁の裏側に万が一雨が廻った場合でも、そこを伝って基礎上から水が排出
されるようにします。
その場合でも、貫通するダクトや梁廻り(若しくは窓廻りもそうですが)は
透湿防水シートが切れてしまいますので、その処理をどのようにするかが
施工上重要になります。
一般的な納まりの場合は、処理方法はスタンダードな施工方法が例示されています。
特殊な納まりの場合は、どのようにするかを設計と施工側で協議して決める
必要があるでしょう。
現在では、構造と雨漏りに関する瑕疵に関しては保険加入が義務になっており
工務店が倒産している場合でも保険がおります。
2005年は義務化される以前だったのですね。
責任としては、一般的な納まりなのか特殊な納まりなのかによって対象が
かわるでしょう。(それは現場や設計状況を見ないと判断できません)
補修方法としては、シールがありますがこれも施工者の技術によって大きく
結果が変わります。
また、シールだけではどうしようもない時は貫通部分を剥がしてやり直すか
梁をケイカル板などで覆ってしまって処理するなどいくつか考えられます。
まずは、どのような処理方法が良いのか現実的な話し合いを行なってください。
<あーす・わーくす http://office-ew.com>
評価・お礼
shin_shin さん
2012/06/19 23:29アドバイスありがとうございます。
回答専門家
- 小松原 敬
- ( 神奈川県 / 建築家 )
- 一級建築士事務所 オフィス・アースワークス 代表
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この回答の相談
初めて質問させて頂きます。よろしくお願いします。
拙宅の雨水侵入について質問させて頂きます。
【状況】
2005年に入居し、今年で7年目になります。(注文住宅、一戸建て、建築事務… [続きを読む]
shin_shinさん (千葉県/38歳/男性)
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