対象:住宅・不動産トラブル
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未完成物件の引渡しについて
はじめまして、不動産コンサルティング会社、
アドキャストの藤森と申します。
ご質問いただきました件ですが、
買主の立場から言えば完成してからの決済は絶対条件ですし、
通常の取引きから考えても、疑問を感じるところあります。
決済については建物完成後、
・注文通り仕上がっているか?
・間取り、色、機能、別途工事等に間違えは無いか?
・傷や破損はないか?
・未完成部分はないか?
などを確認し、手直しや修理、補等修が必要な場合は
引渡しまでに補修してもらい、その上で残金決済は行うように
することが良いでしょう。
引渡し後に工務店が残りの工事を行ったが、
予定していた工事と異なる仕上げだったり、
「工事をやり直してくれ」と依頼しても
「今更言われても困るよ」と対応を拒否されるといった
トラブルがあります。
工事が一部完成していない状態で残金決済を行うことは、
その後の立場が買主に不利な状況となりやすいですし、
特に資金繰りが困難な状況であることが、決済を急かす理由
だとしたら未完成の状況で全額支払うことはリスクとなります。
どうしても、やむに得ない場合には・・・
・残工事を約束する覚書(書面)を売主から取得しておく。
・残代金の一部を支払わずに留保をし、残工事の完了を確認してから
支払いをする旨を書面にて残す。この場合の留保金は、万一工事をしなかった
場合でも、他で施工してもらっても仕上げる事が出来る程度が良いでしょう。
万一のことを考え、どちらかの対策は立てておく必要があると思います。
以上、ご参考になりましたでしょうか。
アドキャスト:http://ad-cast.co.jp/ 藤森哲也
回答専門家
- 藤森 哲也
- ( 不動産コンサルタント )
- 株式会社アドキャスト 代表取締役
将来必要なお金を把握せずに、家を買うのって怖くないですか?
売ってしまえば終わり・・・になりがちな不動産業界の現状に疑問を抱き、不動産購入には欠かせないお金の勉強をスタート。FP資格を取得。住宅購入に向けての資金計画、購入後の人生設計までトータルにサポートする「一生涯のパートナー」を目指しています。
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