対象:体の不調・各部の痛み
早川 友樹
薬剤師
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副作用とは
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薬には主作用と副作用が必ずあります。
主作用とは狙っている薬効のことを言いますので、
今回の抗生物質のケースでいえば原因となっている細菌を殺すことが主作用になるわけです。
副作用というとなにか不良な印象を受けがちですが、狙っている薬効以外は全て副作用と呼びます。
副作用が起こるのはいろいろなメカニズムがあります。
私は大きく分けて2つに認識します。
1つ目は薬効を発揮するメカニズム上仕方なく起きてしまう副作用。
これは例えば抗生物質のケースでいえば、もともと胃腸に住んでいた細菌も死んでしまうことによって、腸内の細菌のバランスが乱れてしまい腹痛や下痢の症状がでるなどがあります。
このような薬の性質上の問題はよく研究されているのである程度予期できる副作用といえるでしょう。
2つ目は薬(成分)そのものが合わないケース。
これはアレルギーのケースが考えられます。
アレルギーの原因物質になりやすいものというのはもちろんあります。
ただ、これはアレルギーに絶対にならないという物質はありません。
こういった性質上、こちらの副作用はなかなか予期できないものになっています。
副作用の起きる時期もさまざまです。
アレルギー反応だったとしてもすぐに出る反応もありますし、ゆっくり出るケースもあります。
断定はできませんが、今回のケースではアレルギー反応に近い症状ではないかと感じます。
今回処方された薬を記録しておいて、もし将来その薬が処方されることがあったら
今回の件を伝え、薬に関して医師に相談してみてください。
評価・お礼
1cat2cat3cat さん
2012/05/25 23:01
詳しいご説明ありがとうございます。
アレルギー反応はすぐに出るものだけだと思っていました。
そうでないものもあるんですね。知らなかったです。
その症状が出たのはクラビット500錠でした。
お薬手帳に控えておいて、次に出されそうになった時は
別な薬に換えて頂くことにします。
ありがとうございました!
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