対象:マナー
松岡 利恵子
研修講師
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スピーチ上級編ではあえて構成を変えてみる
スノー2250さん、こんばんは。
もう1年近く前のご相談なので、ずいぶんとスピーチも上達されお悩みではないとは存じますが、同じ悩みをお持ちの方も多いと思いますので書かせていただきました。
私も定期的に伺う企業様では研修冒頭でビジネススピーチを取り入れています。
自分の伝えたいことを簡潔に伝えるという訓練は、電話オペレーターや接遇現場においてコミュニケーションが格段にアップし、対応力が向上する傾向が見受けられます。
新入社員の研修でも是非活用されると良いですね。
スピーチで大切なことは、伝えたい「軸」をぶらさないことです。
そしてテーマを最初にイメージつけることです。
たとえば「美容と健康のために、スムージーを飲み始めたこと」を伝えるとします。
これがテーマです。
テーマを冒頭で話すことで、聴き手のイメージを膨らませます。
ああ、今からこの話をするのだな…ということです。
聴き手はさぐりさぐり聞いてると何が言いたいのかわからなくて、リラックスして聞くことができないのです。
では「軸」は何か…
これが伝えたいことであったり結論であったりします。
*スムージーを飲んで嬉しい効果があった
*スムージーを作るために買ったミキサーがとてもよかった
*おすすめのスムージーがある
*朝は時間がなくて、ついついスムージーをさぼってしまう
*作るのはいいけど片づけるのが面倒
など同じスムージーの話でもいろいろな結論があります。
この結論を最初に告げるのが一番わかりやすく構成しやすいスピーチとなります。
上級編では推理小説のように最後に結論を出す方法もあります。つまり「オチ」です。
最初にテーマを話しているので、内容の理解もできつつ、結論が最後にくる「オチ」で意外性を狙うことができます。
「スムージーこんなに良い!」と話した後で
「こんなに熱く語りましたが、実はここ2日間、サボってしまいました…今話しながら明日は必ず作ろうと思いました。」
というのが結論後バージョンです。
周りの反応を見て少しづつ軌道修正しているうちに、脱線し「軸」がぶれて何が言いたかったのか自分でもわからなくなる…という方が多いものです。
結論先バージョンでも後バージョンでもどちらにしても「軸」は大切ということですね。
もしまだチャレンジしていないポイントがあれば、是非お試しください!
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この回答の相談
私の会社では朝は必ず朝礼をします。
その時、ひとりずつ朝礼で3分間スピーチをするのですが、私はいつも周りの人から「何が言いたいのかよく分らないね」と言われてしまいます。
相手に言いたいことが伝わるような話し方のコツを教えてください。
スノー2250さん (島根県/31歳/女性)
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