カナダまたは日本での就職

Good for you!
よく頑張って勉強なさったのですね。

カナダで勉強する日本人の様々ななサポートを長年やっております大澤眞知子です。
私自身もカナダの大学で勉強・研究をし、カナダと日本とでビジネスをしています。
その経験からアドバイスさせていただきますね。

１．日本のようにただただ２０歳前後で駆け抜けて教育（質は別として・・・）を受け、そのあと若いうちに新卒と称して就職して終わり。　という意味のわからないことはカナダでは考えられません。

従って将来もっとご自分の教育を追及したい時には、いつでも戻れます。

例えばカナダやアメリカの大学院出願に際しては、Curriculum Vitae とエッセイ提出が普通の手続きです。　そのＣＶやエッセイには、出願者が今まで何をして来たかを詳しくアピールし、自分がいかにそのコースで勉強するの適しているかを訴えます。
ＣＶやエッセイにはそれまでの学歴（どこを出たかではなく、何を勉強したか、その成績）だけでなく、社会での経験（特に職歴。　どこで働いたかではなく、何の仕事をしたか。）などを書きます。　
社会経験はかなり有効だと思います。

アメリカの大学院も、私の様々なビジネス、教育経験を非常に有望だと見てくれました。

Honourコースについても同じだと思いますが、ご自分の大学で確かめられたらいいですね。
将来その大学に戻って取る場合には何か規則があるのか？
他の大学でのTransfer という形で可能かどうか。

２．日本のように、十把ひとからげの「就活」なるもの（不思議な光景ですね、養鶏場から同じ鶏が出てくる光景を見るような気がします。）が存在しないカナダ、また日本人カナダ大学卒業生にとって、仕事をみつけるのに一番大切なのは、まず「その会社にとって自分の専門分野がどう貢献出来るか」、です。　「自分の能力」をアピールし、認められたら採用されます。　

どこの大学を出たかは問題にされません。　何を勉強し何が出来るか、です。

日本で就職の際には、もちろん英語のみならず広く世界で通用するコミュニケーション能力が武器になります。　日本の大卒にはまずない能力です。

カナダでは残念ながら、日本語が出来ることはそれほどの武器にはなりません。
日系カナダ人がたくさんいますよね。　その方たちを雇った方が会社は手続きが簡単ですから。