隣戸の仕様について

くしろ様

はじめまして、さおとめあきこ総合研究所（東京都）の早乙女明子です。

配置図や建物図面等を拝見しておりませんので、記述頂いた文字からの推測になりますこと、ご理解下さい。

ご自宅の仕様変更ではなく、お隣の窓の件について、とお察しします。民法的なこともお調べになっているということなので、結論から申し上げると、ご自身も顧客である業者に対してなので、ガラスを変えることを実現してもらうのではなく、ご自宅にプラスになるような別のアイディアを提案してもらうなどに論点を切り替えてはいかがかと存じます。

まず、リビングの窓が型ガラスになると説明をなさった方が誤りだった点については、業者に非がある、それも業者は認めていますね。その上で変更出来ないとの説明を受けたのだと思いますので、その点でご自身に何かプラスになる案を求めることは可能でしょう。
蛇足ですが、お客様に対して、勘弁して下さい、という表現は、方言等もあるのかもしれませんが、望ましい言葉ではありませんね。心中お察し致します。

仮に、リビングの大きな窓を型ガラスに変更したとします。
そして、これから建売を購入する顧客の立場で考えてみると、
型ガラスであるため、外の様子が見えないリビング、外の様子を見たいと思う度に窓を開けないと見えない物件、となります。購入意欲減退の原因になりかねません。その点も業者の変えたくない要因かと思います。

お隣をどなたかが購入する時には既にくしろさんご家族が暮らしている、となれば、先方も丸見えは嫌だなと思うのが自然ではないでしょうか？

その方も、ブラインドになさる、レースのカーテンを閉めておく、など、丸見えにならない工夫されるのでは？
逆に、購入される方が、曇りガラスのようになるフィルムを貼ることを望まれるかもしれません。

現段階で、ガラスを変える、という選択肢は、予算的にも、工程的にも販売戦略的にも、業者にとっては難しい選択ではないかと思います。それを覆すだけの理由があれば別ですが、上記内容からお察しするに、交渉は難しいのではないかと思われます。

相手も商売、くしろさまはお客様。ガラスを変えるほど大掛かりではない『ご自宅にプラスになるようなアイディアを提案してもらう』という風に論点を切り替えてみてはいかがでしょう？

くしろさまの新居完成、心からご成功をお祈り致します！