自助グループの活用を

はじめまして、臨床心理士の石川です。
私は、多くの種類の依存症者が来院する精神科クリニックに勤務しています。

yukoyukosideさんは、ご自分のことを「セックス依存症」と感じるのですね。
確かに、「我を忘れていて制御できない」「終わった後、すごく後悔して、やめようと思う」などの言葉から、依存症の状態と考えられます。セックス依存症というのは確かにあります。

依存症は「自分または他人を（結果的に）傷つける行為に耽溺（たんでき）すること」と定義することができます。つまり、薬物でも、アルコールでも、セックスでも、結果的に自分を傷つける行為が、自分の意志でやめることが出来ないと感じるのでしたら、依存症です。

確かに、不特定多数の相手とのセックスは、HIVを含むSTD感染の危険や、妊娠の危険があります（コンドームは確実な避妊方法ではありません）。

いつ頃からそのようなセックス依存症だと感じるようになりましたか？
また、それ以前に、他の何かに耽溺（依存）していたと感じるものはありますか？
ご両親との関係は、良好ですか？

ご自分では意識していないかもしれませんが、yukoyukosideさんはまだ17歳の高校生ですから、ご家族との関係が、依存症に大きく影響していることが考えられます。

出来れば、妊娠やSTDで自分を大きく傷つける前に、何らかの治療機関につながることをお勧めします。自助グループでもかまいません。自助グループとは、同じ依存症などの悩みを持つ人々の、匿名のミーティンググループです。そこで、同じ悩みを持つ仲間を見つけ、助け合うことができます。

私のホームページに、自助グループを運営するNPO法人JUSTのリンクがあります。
もしお役に立てましたら、のぞいてみてください。
http://www.ishikawa-ss.net/link.html

yukoyukosideさんが、ご自分を大切にされることを祈っています。