対象:ペットの医療・健康
Re:腹部のしこり
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回答が遅くなり申し訳ございません。
質問がいくつかありましたので、個々でお答えさせていただきたいと思います。
手術をした方が良いか?という点に関しては、基本的に獣医師も飼い主も 『良性なら手術したくない。悪性なら早く手術したい』 その方向性は同じです。針を刺しただけのFNA(針吸引生検)と呼ばれる検査および診察で、『良性です。』 と言い切れることはまずありません。悪性なのか良性なのかは病理検査といって、細胞の検査によって確定されます。
良性のものであっても『なくなることで、心配もなくなる』のであれば早期に手術をした方が賢明と考えます。現に昨年よりも大きくなったかもと心配されていますよね?年齢を重ねると手術の適期を逃してしまうこともあります。
病院を変えて検査してもらうことに関しては、納得のいく説明を受けられる可能性、自分自身が納得できる可能性ということで検討してみても良いでしょう。
手術をしきりに勧められるということですが『なぜ勧められるのか?』と視点を置き換えて考えてみましょう。おそらく歯石が貯まって、口臭があるのではないでしょうか?10歳という年齢であればこれを最後という気持で歯石除去をすることは一般的です。歯石、歯肉炎は多くの病気の原因であることもわかってきています。同じ状況であれば、きっと我々も歯石の除去をお勧めします。麻酔をかけて治療するでしょうから、一度に行なった方が費用面では安く済む病院のほうが多いはずです。
治療費の面を見てしまうと、手術をしきりに勧めてくると見えてしまうかもしれません。しかし、多くの獣医師は元気な愛犬と長く一緒にいて欲しいと願っています。治療費の話もきちんとされてみてはいかがでしょうか?
あとは手術を迷われていることに危険性を挙げられていますが、どのように危険性があるのか?をかかりつけの先生とよく相談されたほうがいいと思います。先に述べましたが、発見していたのに手術の適期を逃してしまうことが最も悔やまれることだと思います。
評価・お礼
wankokko さん
2012/03/16 01:23
実は、違う病院で診ていただきました。
しこりのサイズは「大きくみても1.5センチ。触っても痛みがないので2ヶ月後に計って急に大きくなっていたら手術した方が良いでしょう」
歯石は「今の状態だったら歯磨きして堅い物やガムを噛ませれば大丈夫ですよ。」との事です。それで少し安心していたのですが、前の病院での血液検査で肝臓の数値が高く1ヶ月後に再検査しましょうと、手術の話は延期になりました。
こういう形になってしまいましたが、先生方のご意見は分かり易く、納得出来ました。今後手術の話になった時には、疑問に思うことを担当の先生とよく相談してみます。
お忙しい中有難うございました。
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