対象:海外留学・外国文化
神谷えみ
英語講師
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姿勢を変えてみましょう
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binocheさま
はじめまして。
すでに大澤先生から的確な回答が出ていますので、ぜひご参考になさってください。一言だけ補足させていただきたいのは、「…について学びたい」という姿勢ではcritical thinkingというものを知ることはできないだろう、ということです。
私は学生および講師としてアメリカの教育機関に在籍しているため、critical thinkingは日常的に意識せざるを得ない環境におります。先行研究や文献・資料、著名な学者からクラスメートにいたるまで、その考えを吟味し、批評しあうことを通じて自分の考えを深めていきます。こうしてcritical thinkingが身についていきます。
しかし、私自身の経験を振り返っても、他の学生や教員のことを考えてみても、「critical thinkingについて学びたい」という姿勢の人はいないと思います。仮に"critical thinkingとは"というような本があって、それを読んだとしても、結局わかったようなわからないようなことになるだけでしょう。
自転車の乗り方をいくらうまく説明されても、たとえその説明を理解したとしても、自転車に乗れなければ意味がありません。せっかくcritical thinkingにご興味を持たれたのであれば、「critical thinkingを身につけたい」という姿勢に切り替えて、貪欲に前進なさってください。世界の見え方が変わり、binocheさんのご希望どおり、ご自分の人生に役立つ何かがきっと見つかりますよ。
評価・お礼
binoche さん
2012/02/29 10:13貴重なご意見をありがとうございました。今までの人生でcritical thinking の発想も無かったですし、実際に自分の意見を求められる事よりも周囲の空気を読んで行動する事を暗に求められる事が多かったような気がします。そんな中でcritical thinkingに触れ、どうしたらこんな風に物事を吟味し、自分の考えを組み立てていけるのかと考えていました。恐らくcritical thinking は、理論を机上で学ぶというより、より実用的で実践的なものなのだろうと、先生方の回答から感じます。理想としては、やはりcritical thinking をただ理論で学ぶよりも、実際にその考え方を使って何かを考えていけるような教育場面があればと思います。
神谷えみ
2012/02/29 15:38
binocheさま
少しでもお役に立ったなら幸いです。
「海外留学・外国文化」というカテゴリーでご質問いただいていることから、英語でのトレーニングを想定されているのではないかと思いますが、実はcritical thinking を体得するのに使用言語は問いません。もちろん外国語でもできますが、日本語でもいいんですよ。ご自身の目的に合った方法を選んでくださいね。新聞記事やブログエントリー、広告など、教材になるものは身近にいくらでもあります。
どんなに優れた論述でも、完璧ではありません。必ずどこかに筆者のbiasや論理的に弱いところがあります。トレーニングは、特に慣れないうちは精神的にタフなものになると思いますが、だからこそ得るものも大きいと信じてがんばってください。応援しています。
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この回答の相談
初めまして。よろしくお願いいたします。
私はcritical thinkingに興味を持っており、自分の人生に生かすためにもちゃんと学んでみたいと考えています。
しかし、まだ本もちゃんと読んでおら… [続きを読む]
binocheさん (奈良県/40歳/女性)
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