対象:新築工事・施工
伊藤 裕啓
一級建築士
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竣工後の断熱材厚さ測定は困難です
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住まいのe-相談室 建築士の伊藤です。
どのような建築物でも同じなのですが竣工後の壁内の調査は困難であることが多くマンションの断熱材厚み測定も非破壊検査となるとかなり厳しいと言えます。
コンセントは壁面のプレートはすぐ外すことができますが壁内にBOXが固定されているため手や測定道具が入らないので断熱材の測定はできないでしょう。
マンションでは断熱材は外壁面と外壁からの折り返し壁等に施工されているのですが吹き付けられていることをコンセントBOXから確認するのが精いっぱいだと思います。
ただし部屋や浴室の位置によっては浴室天井点検口等から天井裏を覗くと断熱材の厚さを測定できることがあります。
断熱材の施工状態を確認する方法としては施工時の写真を建築会社が持っていることが多いので、これを見せてもらうことが良いでしょう。吹付断熱材の施工では施工業者からゼネコン等に施工写真が提出されており施工範囲、厚み測定の状況が撮影されています。(ただし購入された部屋の部分が写っているとは限りません)
評価・お礼
yukarin33 さん
2012/02/24 21:26
伊藤さん
丁寧なご回答、ありがとうございました。
教えて頂いた方法で出来るだけのチェックを実行してみたいと思います。
伊藤 裕啓
2012/02/24 22:17
評価をいただきありがとうございました。
断熱材以外にコンセントの数、スイッチ類が作動するか否か、建具が問題なく動くか等できる範囲でチェックしてみてください。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
はじめまして。
近々、マンションの内覧会を控えており
事業主に事前準備として以下をお願いしました。
(某書籍で内覧会チェックノウハウとして記載があったものです)
1… [続きを読む]
yukarin33さん (兵庫県/33歳/女性)
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