対象:新築工事・施工
森 賢一
建築プロデューサー
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住宅の地下室には十分に注意を
住宅に地下室を・・とのことですが、住宅である以上、建築基準法の居室要件を満足させる必要がありますので注意してください。
お察しのとおり地下室には湿気が大敵です。設計段階でボーリング調査をして、まず地下水位を確認します。地下水位は季節によって変動しますので補正して最高水位を推定します。
次に、水位より深い位置にて底盤がある場合には、壁厚を300以上(底盤はそれ以上)に設定し、強度24n以上、スランプ15以下のコンクリートを十分つき固めて打ちます。この程度で
住宅の地下であれば完全止水となります。(底盤と壁の打ち継ぎ部に止水版は必要)
しかし、湿気の問題はついて回りますので、床下については機械式、壁については対流式で
換気を導入すれば良いでしょう。
最後に、地中水位が高かった場合には船と同じで浮力の検討が必要です。地下室を持つ一般建築では浮力の検討は必ず行っています。木造住宅は軽いものですから、沈下ならぬ浮き上がりにじゅうぶんご注意ください。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
地下室を建築をしようとしています。
地面を掘り、コンクリートで深く基礎をつくり、
その部分を居室にするわけですが
内装の仕上げについてどうしたらよいか悩んでいます。
工務… [続きを読む]
lalalalaさん (東京都/35歳/男性)
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