対象:住宅設計・構造
設備排水に関して
横浜の設計事務所です。
設備配管は、電気・情報・給排水・ガスなど現代の家は様々な設備が増えて、そのルートを
どうするかは頭の痛い問題です。
特に排水は、太い配管を勾配を作らなくてはいけないので難しい事が多々あります。
また、下手な形で隠蔽してしまうとメンテナンスが効かなくなる場合もあります。
木造の家は、梁や柱が縦横に走っているのでどのように配管を通すかは、構造を考える時
から考慮しておく必要があります。
1階の天井裏に梁より大きな空間を排水廻りに設定する事が必要なのですが、建物の高さ
を抑えなくてはいけない地域や梁の背が大きい場所があったりすると簡単にはいきません。
また、床下に落とす場所としてパイプスペースをどこかに作ると良いのですが、プランに
よってはそういったスペースが取れない場合もあります。
ちょっとでも部屋が狭くなったり、部屋の中にパイプスペースが出っ張るのを嫌がる場合
が多いですので。
質問1はなんとも言えません。構造が決定しているとしたら、どこを通すかはその図面を
見ながら検討して、できる・できない、を判断する必要があります。
プランもパイプスペースがあっても良いかという事もあります。
質問2のような通気管は、必ずしも必要ではありません。立ち上げる通気管が必要ない
通気弁もあります。詳しくは設備屋さんと相談してください。
質問3が、汚水管と雑排水管をいっしょくたにするという事でしたら、一般的にはあまり
しません。ただ、屋外では合流させるので屋内ではダメという事でもないようですが。
排水ヘッダーを使っている場合は、屋内の床下で合流する場合もあるようです。
あくまで、汚水管に問題が生じた時に雑排水の入り口(キッチンや洗面所、浴室等)に
影響が出ないかという設備設計次第だと思います。
設備配管は、住宅の場合どうにかこうにか通してるというのが現状ですので、面倒を
嫌う(クレームを嫌う)工務店は単純に外に出してしまうのかもしれません。
外に出す場合も、裏手で見栄えに問題がないとか、カバーをするなど気を使ってくれれば
それもありだと思いますが。
個々のケースによって違う問題なので、そこの設計担当者と良く話をしてみてください。
< あーす・わーくす http://office-ew.com >
回答専門家
- 小松原 敬
- ( 神奈川県 / 建築家 )
- 一級建築士事務所 オフィス・アースワークス 代表
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