対象:リフォーム・増改築
富樫 孝幸
建築家
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耐力壁線区画と床根太方向
こんにちは、プラネット環境計画の富樫です。
リフォームの構造はむずかしいところがありますね。
とくにツーバイフォーの場合などは。
今までツーバイフォーの設計や構造を手がけてきたので
参考程度にお聞きください。
さて、耐力壁の撤去および補強の件ですが
ツーバイフォーは、耐力壁線区画で構成されています。
may様がおっしゃるようにその区画面積は40平方メートル以内です。
和室と廊下の壁が耐力壁なのかどうかは、当時の設計図に記載されている
耐力壁線区画で判ります。
耐力壁線で区画されていない壁は、非耐力壁となります。
完成して目視だけでは、耐力壁と非耐力壁の違いはわかりません。
ツーバイフォーの設計にはかならず縦枠図などの構造図があり
耐力壁線区画図もあります。
床伏せ図には2階の床根太の方向などが記載されていますので
この床根太がどの方向に入っているのかによって
補強の方法が異なります。
まずは
1.耐力壁線区画の確認。
2.耐力壁の位置の確認
3.2階の床根太の方向の確認。
ツーバイフォーは合理的な構造なので、この3つが判れば
補強方法も決まります。
ツーバイフォーの補強に在来工法の材料を使ってもかまいませんが
構造計画および構造補強方法はあくまでもツーバイフォー工法です。
ツーバイフォーに熟知した専門家の意見を聞きながら
最善の補強方法を考えたらいかがでしょうか。
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この回答の相談
築18年の2×4です。
1階和室8畳の南側に広縁4畳、西側に床の間、仏間、収納があります。
この度、東側の廊下と階段部分を取り込み、21畳(40ヘーホーメートル以内)のLDKへ変更した… [続きを読む]
mayさん (香川県/43歳/女性)
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