対象:不動産売買
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中石 輝
不動産業
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一般媒介契約への切り替えに関して
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これまで半年間販売活動を継続されてきた段階で、専属専任および専任媒介から一般媒介への切り替えはあまりお勧めしません。
確かに売主様と仲介会社との信頼関係は大切ですので、現在窓口になっている仲介業者の会社の姿勢や担当者の対応が納得いかないものであれば、販売窓口を変えることは良いと思います。
ただし、これまで長期間、専属専任および専任媒介で販売されていた物件が複数社の一般媒介に切り替わると、我々仲介業者の人間には余計に‘売れ残り物件’という印象を受ける傾向があります。
それだけならまだ良いのですが、一般媒介に切り替わった当初は、「弊社も一般媒介の一社に加えてください。弊社にはお客様がいます。」という営業ばかりが増え、案内の増加は望めないでしょう。
どの仲介業者も、本当にお客様がいればこれまでの半年間に案内をしているはずですが、売主様と買主様の双方に入ることができれば手数料は2倍になりますので、上記のような見え透いた営業活動を行なってきます。
本当にお客様がいたとしても、自社で一般媒介が取得できるまで案内をしようとしません。
20年前くらいの時代であれば、複数社に販売を依頼して、それぞれの会社の組織力や既存の取引先等に営業を掛けてもらうことにメリットはあったかと思いますが、インターネット等を駆使した広告手段がこれだけ発展した現在では、一般媒介に切り替えたとしても、今の‘tibikuro’さんの状況では、殆どメリットはないでしょう。
また「古屋付き売り地」の場合、販売が長期化する場合が多くあります。
見学した方も、そこに建物が建ったイメージが付きづらいですし、余程立地条件や価格の条件がピッタリの方でないと、感度が出づらいのが実際のところです。
見学も、外観だけ見て終わり、となっているケースが大半でしょう。
また、現在の不動産市況は全般的に「価格の下落基調」という状況です。
郊外の物件は特にそうでしょう。
平成17~19年のミニバブルで上昇した価格相場がリーマン・ショック以降下落基調となり、大震災の影響もあり、取引の停滞、お客様の様子見という状況がここ数ヶ月続いてきたため、実際に取引される取引価格は、エリアにもよりますが、1年前にくらべ1割前後下落している地域が多いと感じています。
補足
半年間販売をされているということは、価格査定をされた時期は7ヶ月前くらいになるのでしょうか。そこから、取引相場は予想以上に下落していると考えられたほうがよいでしょう。
「古屋付き土地」とのことですが、現在居住中なのか、空家なのか、また土地の大きさや地型、価格帯等によっても戦略は異なります。
あまり具体的な方法論がご提案出来ず申し訳ございませんが、まずは複数の仲介業者等の意見を聞かれた上で、最も信頼できる1社に販売を任せるというスタンスがよろしいように感じます。
株式会社リード
中石 輝
「仲介手数料定額制」リードのホームページ http://www.lead-yokohama.co.jp/
一律525,000円の仲介手数料「不動産売却エージェント」ホームページ http://www.fudousanbaikyaku.jp/
評価・お礼
tibikuro さん
2011/12/10 11:08
詳しいアドバイスありがとうございます。
不動産の売却に関しては初めての経験で素人な為、どのような方法が一番良いのかわからず焦るばかりです。一般媒介にして数社に依頼した方が早く売却出来る気もしていましたが、やはり一般媒介にしても難しいのですね。今、専属専任契約を結んでいる不動産会社で頑張ってもらった方が良さそうですね。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
大手不動産会社に専属で売却依頼しましたが、半年過ぎても売れません。
営業の人の助言で300万ほど価格を下げましたが、まったく反響がありません。
価格は査定額より安くしてます。
専属ではなく一般に変え… [続きを読む]
tibikuroさん (千葉県/40歳/男性)
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