対象:住宅設計・構造
富樫 孝幸
建築家
-
ツーバイフォー工法の利点
こんにちは、プラネット環境計画の富樫です。
建築の構造などなかなかわからない点も多いと思います。
とくに耐震等級などについては、なかなか難しいですね。
ツーバイフォー住宅のコンサルティングを業務として
やっていましたので参考程度にお聞きください。
ツーバイフォー工法の場合、比較的容易に耐震等級3をとることが
できます。
基礎から上の上部構造(ツーバイフォー構造)は
耐力区画と呼ばれる耐力壁の配置と、接合金物などの
取り付け位置によって決まります。
したがって、バランスのよい構造計画であれば、
耐震等級1から耐震等級3はむずかしくありません。
耐震等級3になりにくいようであれば、耐力区画を検討すれば解決できます。
耐震等級1から耐震等級3の費用としては、接合金物の量と
取り付け手間などが発生します。
基礎に関しては、
耐力区画の壁の直下には、必ず基礎が必要になります。
耐震等級1の基礎形状で上部構造の検討のみで耐震等級3がとれるのでしたら
基礎の差額は発生しません。
基礎変更があれば、その分の差額が発生します。
このようにツーバイフォー工法は在来工法などに比べて
容易に構造の強度を高めることができる(耐震等級3)のが利点です。
くしろさんのお宅は、
木造2階建て、総2階ですから
・耐力区画を検討する
・取り付け金物の位置を検討する
・釘の間隔を検討する
この程度で耐震等級3になります。
すこしわかりにくいかもしれませんが、お役に立てれば幸いです。
素敵な家ができるといいですね。
(現在のポイント:3pt)
この回答の相談
戸建て住宅を建設予定で、現在、建物請負契約段階の者です。
今回、住宅性能表示制度の耐震等級3を取得したいと考えており、
工務店に相談したところ、以下の回答でした。
(1… [続きを読む]
くしろさん (神奈川県/34歳/男性)
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A