対象:住宅設計・構造
田中 伸裕
建築家
-
きびしい回答ですが
- (
- 5.0
- )
2×4において、今のスタンダード基準となっている次世代省エネ基準にした場合、
その断熱材では、
天井200mm 壁115mm 床90mmが必要になっています。
グラスウールを16kにした場合には、天井180mm 壁105mmが必要です。
以前は、次世代省エネ基準は高断熱と言われていた時期もありましたが
現在は、次世代省エネ基準はまだ高断熱住宅ではないと言われています。
今のくしろさんの断熱状況だと、省エネ等級2を少しクリアした程度です。
この省エネ等級2とは、昭和55年の断熱住宅程度になります。
温熱環境が快適とは程遠い家になるのではないでしょうか?
7点ほど質問がありますが、厚さそのものが全体的に不足しているので
きびしい回答かもしれませんが、
どれも期待するほど(金額に見合った)効果は得られないと思われます。
予算を掛けれないのであれば
家全体を断熱するのではなく、断熱したいエリアを重点的に断熱を施すとか
家の面積を1坪なり減らし、浮いた予算を家の断熱に回すなどしたほうがよいのではないかと思います。
あと、断熱が良いから結露するのではありません。
断熱・防湿・計画換気のバランスを取れば結露はなくなります。
その為にはしっかりとした断熱も必要不可欠なのです。
田中伸裕建築事務所 田中伸裕
評価・お礼
くしろ さん
2011/12/09 15:29
お礼が遅れてしまい、申し訳ございません。
>昭和55年
驚きました・・・・。そうなんですね。ショックを受けました。
重点的に…ですね。
面積も収納等考えるとぎりぎり必要な広さを満たしている状態ですので、減らすことは
できず、やはりできる限りの金額の中で断熱にかけることにします。
あまり変わらないのかもしれませんが、気持ち的にだけでも。
でも、正しい判断をして頂いて大変勉強になりました。
仲介さんや売主さんは絶対に言ってくれませんでしたので。。
ありがとうございました!
田中 伸裕
2011/12/10 13:42
評価ありがとうございます。
断熱工事は住み始めてからは再工事がしにくい部分です。
後悔のないように頑張ってください。
>小松原様へ
在来工法の等級4早見表へリンクされていました。
質問者さん2×4なので、差しでがましいかとは思いますが
2×4のIV地域の等級4早見表リンクを貼らさせていただきます。
http://www.flat35.com/files/100010590.pdf
(現在のポイント:3pt)
この回答の相談
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A