対象:新築工事・施工
伊藤 裕啓
一級建築士
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擁壁と建物の位置関係を確認してください
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住まいのe-相談室 建築士の伊藤です。
ご質問を読ませていただくと、擁壁上の上に小さなコンクリート製の擁壁が作られているのではないかと考えます。「壁」と呼ばれている分がL型をしてその上に土を載せているので、その役目は擁壁と同じです。
今回のご質問の内容で設計者、施工者に確認すべき事項は以下となります。
1. 擁壁、「壁」と建物の位置関係
敷地を含めた「断面図」にその位置関係が記されています。
それを見ると擁壁と「壁」の位置関係、建物との位置関係が明記されいるのでどのように施工されている かを確認することができます。
また建物の荷重を含め、擁壁に大きな負担がかかっていないかを断面図を基に設計者に確認してください。
2. 2段擁壁は要注意
既存の擁壁上にコンクリートブロックやコンクリートで擁壁が作られている事があり、これを2段擁壁と
呼びます。私の会社がある神戸でもよく2段擁壁を見かけるのですが、多くの自治体でこの2段擁壁は2段
目の高さにかかわらず安全面から条例で禁止していることが多いようです。設計者が計算の上で施工した物であればよいのでしょうが図面にも記されず、現場で施工されている事例が多いので図面を確認してください。
補足
ご質問の文面だけでは少し判断できないところがありましたがご参考になればと。
評価・お礼
ウッド さん
2011/11/16 21:40
ご回答どうもありがとうございました。
壁は現場で施行されたものではなく、設計士が指示したもののようです。
アドバイスに従い図面を確認してみるようにします。
ありがとうございました。
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この回答の相談
初めて質問させて頂きます。
今回ひな壇状になっている土地を購入し、現在建築中です。
私たちの土地は3段ある土地の2段目で、一番上の土地と私たちの土地の間に道路があり、私たちの… [続きを読む]
ウッドさん (沖縄県/37歳/女性)
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