対象:年金・社会保険
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松永 文夫
ファイナンシャルプランナー
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確定拠出年金の運用について
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mumumahhaさん、こんにちは。
FPコンサルティングオフィスの松永です。
サブプライムローン問題以降、相場環境は厳しいですね。
さて、確定拠出年金の運用資産をどうしたら良いかということですが、評価損が出てしまっていることを理由に資産構成を見直すということでしたらお勧めできません。
また今後の掛金は定期預金にしようかとも考えられているとのことですが、こちらもお勧めできません。
資産運用で最も重要なことは資産構成割合を決定する手続きです。これは十分に納得したうえで決めることが大切です。
ですから、運用がうまくいっていないからということではなく、そもそも今の資産構成が本当に自分に合ったものだったのかどうか検討し直すということでしたら賛成です。
資産配分の目安についての考え方は色々ですが、米国では安定型資産と積極型資産をもとに、資産全体を100%として、自分の年齢と同じ数値の割合を安定型資産への配分割合とする考え方があります。 ・・・これはあくまでもご参考です。
mumumahhaさんの場合、「マイバランス70」の中身が解りませんので何とも言えませんが、分散投資という基本原則に基づいて、再確認をしてみてください。
そして、決めた資産構成は特別なことがない限り維持されることをお勧めします。相場動向をみて資産配分を変更することはプロでも難しいことです。
投資理論上は、相場は短期的には大きく変動することがありますが、長期的には平均的な(期待される)収益率に収斂するとされています。短期的な運用環境の好不調の結果は冷静に受け止めるようにしましょう。
同様に、今後の掛金についても決めた資産配分通りに拠出されることをお勧めします。相場が悪いときは「安く買えてラッキー」くらいに考えればよろしいのではないでしょうか。
繰り返しになりますが、最も重要なことは資産配分の決定です。これは本来、目標とする収益率と許容できるリスク水準から決定します。専門的には、これらを具体的に数値化して確認しながら決定していきます。
とは言え、一般の方々には難しいですから、例えば株式は全体の何割以内にするとか、外貨建て資産は全体の何割以内にするとか組み合わせながら検討されると良いと思います。
以上、参考にしていただけましたら幸いです。
FPコンサルティングオフィス 代表 松永文夫
http://www.fp-consul.jp/
補足
「コラム」で資産運用についての解説を書き始めました。
よろしかったら、参考としてください。
評価・お礼
mumumahha さん
2011/11/05 10:46大変わかりやすい回答ありがとうございます。現在、マイバランス70の内訳を含めると株式が70%、債権が30%という構成となっています。今後の拠出金は債権を中心に見直し、全体構成の40%超になっていくような形にしたほうがよいということでしょうか?
松永 文夫
2011/11/06 22:51
ご評価ありがとうございます。
米国の例としてご紹介したのはあくまでもご参考です。資産配分は収入や資産状況、投資経験、考え方等によって人それぞれ異なります。これは一つの参考として、mumumahhaさん独自の配分を検討してみてください。
因みに、例で挙げた安定型資産とは定期預金や国内債券を指し、積極型資産とは国内外の株式や外国債券を指しています。
尚、資産配分を考えるときは、確定拠出年金の積立分とその他の余裕資金運用分との合算で検討することをお勧めします。
その他、不明点等ありましたら何なりとご質問ください。
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現在、確定拠出年金として企業から毎月拠出金1万円をフィデリティ・日本成長株・ファンド20%、大和住銀DC日本バリュー株ファンド20% 、DIAM外国株式インデックス10% 、マイバランス70(確定拠出年金… [続きを読む]
mumumahhaさん (北海道/42歳/男性)
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