対象:住宅設計・構造
田中 伸裕
建築家
5
地盤調査の結果次第では
工事の種類としては
基礎工事・・・べた基礎、布基礎など
地業工事・・・地盤改良、柱状改良、砕石、杭など
と分かれます。
建物を支えれる支持地盤を作るために地盤改良や杭を打ち(地業工事)、
建物からかかる力を地面にきちんと伝えるために基礎(基礎工事)が必要になってきます。
それぞれが請け負っている役割が違うので一般的には、
杭を打設したからべた基礎は不要ということにはなりません。
工事用語(?)として杭基礎と話に出てくるとは思いますが、
杭基礎というよりは、杭地業という解釈が正しいです。
「地盤改良によって杭を埋める」というのは、柱状改良のことではないかと思われます。
地面の中で土をセメントと撹拌しながら柱状の杭を作る方法です。
その土地の地盤調査をして地面の中を知り、
どれくらいの重さの建物(住宅でも木造なのかコンクリート造なのか)を知り
その結果、どのような方法で地業工事・基礎工事をすればよいかを判断します。
過去、地盤調査をして、べた基礎のみで十分という物件もあれば
地盤の状態が非常に悪い土地だったため木造平屋でも杭を打った物件もありました。
田中伸裕建築事務所 田中伸裕
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
基礎と地盤改良についてなのですが
杭基礎と言う物と地盤改良によって杭を埋める
と言う事は全く別の意味でしょうか?
また、杭基礎は一般的な住宅家庭には利用されるような物なのでしょうか?
ベタ基礎、布基礎は良く聞きますが一般的な2階建てや平屋で
杭基礎?と言う疑問です
どうぞよろしくお願いします
DLHさん (東京都/40歳/男性)
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A