対象:住宅・不動産トラブル
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藤原 鉄平
不動産コンサルタント
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任意売却物件の購入時に係る留意事項
初めまして。不動産コンサルタント藤原鉄平と申します。
詳細の事柄は、あいにくわかりかねますので、あくまで参考として回答させていただければと存じます。
【ご質問の各事項】
>1どうしてこんなことになってしまったのでしょうか?
ご質問者様が購入申込をされた物件は、恐らくは、分譲駐車場付の分譲マンション物件であると想定されます。
この類のマンションは、駐車場の権利(所有権)がついたマンションですが、基本的には、駐車場と専有部分とは、権利の形態として全く別のものになります。
したがって、担保(抵当権等)がついていないという前提であれば、時期をずらして、別々の買受人に対して、売却することも現実的には可能でございます。(※物件によっては管理規約による利用上の一定の制約がある場合も…。)
ご質問者様の物件のケースは、当然、担保がついているのでありますが…
通常、このような場合には、債権者(担保権者)側が、担保付融資を行うに際して、マンションと駐車場に、共同担保をつけるのが、一般的ではございます。
この点、今回のご質問者様のようになってしまった原因は…
恐らくは、任意売却の最初の段階で、不動産会社が、権利の存否に関わる基本的確認(※共同担保の確認)ができていなかったことが多分にあるかと考えられます。
残念ながら、初歩的なミスと言わざるを得ないかと存じます。
>2もし不動産会社の…(中略)…交渉しに行くということは可能でしょうか?
恐らく、無理でしょう。通常、債権者と直接交渉ができるのは、売主か、もしくは売却の依頼(委任)を受けた不動産会社に限られます。この点は、他の専門家の方が言われた通りでございます。打開策は、数百万円を出す方法であると考えられます。
>3この件に関して、不動産方に非はあるでしょうか?もし、あるのなら、私たちは賠償を請求することができるでしょうか。
この点につきましても、他の専門家が言われた通りでございます。
不動産会社が主導的に、賃貸の解除を促しているような前提があれば、不動産会社に非があるようにも捉えられますが、今回のケースは、恐らくは、そのような形ではないと思われますので、残念ですが、賠償請求は難しいと思われます。
補足
【任意売却物件の留意事項】
他の専門家の方がおっしゃられましたように、基本的には、任意売却物件には、不確定要素が多く存在します。
したがって、購入者の方は、そのことを前提とした上で、各種手続きを進める必要があるかと考えます。
少なくとも、賃貸マンションの退室申請に関しましては、引渡(決済)の段取りが確実に見えてきた段階で、行う必要があるかと存じます。
ご質問者様のつらいお気持ちは、大変よくわかりますが、今回のケースは、やむを得ないこととして捉えていただくしかないでしょう。
不動産コンサルタント藤原鉄平
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この回答の相談
任意売却の物件について、ぜひ教えていただきたいです。
任意売却の中古マンションを購入することにしました。駐車場付きで0000万円でした。不動産会社の話によると、債権者が0000万円の売却を… [続きを読む]
hatoyamaさん (北海道/81歳/女性)
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