対象:住宅・不動産トラブル
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口頭約束でのトラブル対応
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ハッピーハウスの真山(さのやま)です。
不動産の取引において、口頭での約束は
言った・言わないのトラブルになることがあります。
特に、売主、買主および仲介業者等の当事者以外の
行為がポイントとなる場合は、
確実に実行される保証がないので注意が必要です。
今回、ゴミ収集所の移動についてですが、
一般的にはその移動は簡単ではありません。
基本的に、皆さんが嫌がることではあるので
話し合いがまとまらず、現状維持となることが多いと思います。
このままでは、なんとなくあいまいなまま
決済(引渡し)をむかえてしまうような雰囲気を感じます。
まず、不動産業者から契約時に売主がゴミ収集所を移設する
ことを明言していたという言質を取ってください。
具体的には、不動産業者に電話をして、その会話を録音します。
その際に、何月何日のどの物件の契約時に、売主の誰々が
ゴミ収集所を移設してくれると言っていた旨を確認します。
電話での会話では、仲介業者もその当時のことを話してくれると思います。
後日、仲介業者のところにいって、電話で話した旨を
書面にしてもらいたいとお願いします。
素直に書面にしてくれるのであれば構いませんが、
「そんなことは言っていない」等々のことを言うかもしれません。
そこでその仲介業者の本質が分かりますが、
仮に書面化してくれないのであれば、電話録音のことを話して、
売主にゴミ収集所の移設を完了させるよう要求します。
そこで、売主もしくは仲介業者から納得のいく回答が得られなければ、
残代金の支払いせずに、両者に内容証明でゴミ収集所の移設を催告します。
それでも状況がかわらなければ、違約解除の手続きに入り、
おそらく裁判になっていくと思われます。
通常は、裁判等にはならず、お互いにどこかで妥協点を見つけて
穏便に進んでいくのが一般的です。
どういった形であれ、
契約時に売主がゴミ収集所の移設を約束していたのであれば、
その証拠を残しておくことが、今後の交渉を有利に進める材料となります。
会話の録音等は、なんとなく心が痛む所ではありますが、
裁判等の争いごとにまで発展すれば、証拠が重要です。
なるべく穏便に解決できることを願っております。
個別の法的判断、訴訟等については、弁護士等の
専門家へにご相談ください。
すこしでもお役に立てれば幸いです。
評価・お礼
wakuwakusan555 さん
2011/09/08 13:30大変参考になりました。契約時には2名の宅建資格保持者が同席しておりました。2名とも、当日の発言を認識していると電話で確認いたしましたが、録音は撮っておりませんでした。再度、電話をかけ、記録を残すようにいたします。ありがとうございました。
回答専門家
- 真山 英二
- ( 神奈川県 / 不動産コンサルタント )
- 株式会社ハッピーハウス 代表取締役
正しい知識で安心して人生最大のワクワクを楽しんでもらいたい!
人生最大級の買物である不動産購入は、自分や家族が主人公でこだわりを実現していく「人生最高のエンターテイメント」と言えるのではないでしょうか。正しい知識と情報を身に付ける事で、安心してワクワクの不動産選びを楽しんでもらいたいと考えています。
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この回答の相談
こんにちは。先日、不動産(現在は駐車場として利用されている空き地)の契約を行いました。事前の重要事項説明の席で、「地域での協定他はありますか」と確認したところ、特に無いと… [続きを読む]
wakuwakusan555さん (茨城県/37歳/女性)
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