対象:投資相談
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計画の再構築が必要です
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apophis様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人と申します。
ご相談の件、いろいろとご事情もおありのようなので、今後の資金計画から始めたほうがよいと思います。
具体的に、まず現時点の年間収支を把握し、その上で将来必要な資金がどの程度不足するのかを見積もってみてください。
その際、今お持ちの投資信託の分配金は、収入としてカウントしない方が無難です。
誤解している方が多いのですが、一般的な毎月分配型の投資信託は、必ずしも元本が確保された上で、上積み部分だけ、分配されるような設計には、なっていません。
というのも、追加型と呼ばれる投資信託は、購入のタイミングによって、人それぞれ前提条件が異なります。
つまり、割安な時に買った人は、上積み部分から分配金をもらえることになり、割高な時に買った人は、取り崩しながら分配金を受け取ることになります。
このタイプの投信は、一人ひとりの上積み部分からだけ分配するような設計にはできないのです。
その前提で見積もった結果、運用でカバーすることができないほど、不足するようなら、これはあくまでひとつの例ですが、奥さんにパートに出てもらうとか、ご長男さんに生活費を入れてもらうなど、運用以外の収入源をみつけるべきだと思います。
それと、ご質問の2点目に関しては、何を選ぶかの前に、計画を再構築する必要があります。
投資信託なら、あくまで綿密な計画のもとに利用するべきです。
現状、投資信託を購入しているほとんどの方が、値上がり、または、値下がりしないことに賭けて投資をしています。
しかし、現実には、値下がりすることもあります。
計画的な投資では、値下がりする可能性も当然織り込みます。
値下がりの時にどう行動するかの指針がなかったことは、今回の反省点といえます。
さらに具体的には、信頼のとれる独立系のファイナンシャルプランナーに個別にご相談されることをおすすめします。
以上、ご参考にしていただけると幸いです。
評価・お礼
apophis さん
2011/08/16 20:33
ご解答ありがとうございました。
先生のご解答のなかで、「現時点の年間収支を把握し、その上で将来必要な資金がどの程度不足するのかを見積もってみてください。その際、今お持ちの投資信託の分配金は、収入としてカウントしない方が無難です。」
とありますが、そうすると、不足分の穴埋めは投資信託の分配金ではなく、預貯金の取り崩しで対応するしかないのでしょうか。損失が拡がる前に解約した方がよいでしょうか。
森本 直人
2011/08/16 21:46
apophis様、コメント拝見しました。
私の説明が上手くなかったかもしれませんが、投資信託の運用成績は、すでに受け取った分配金+基準価額で評価するのが基本です。
具体的な状況は、明細等を見せていただかないと分かりませんが、仮に、分配金を受け取った分、基準価額が値下がりしているようなら、取り崩しているのと同じことですよね。
収入としてカウントしない方が無難とは、そういう意味です。
解約した方がよいか、については、相場観で判断するよりも、やはり今後の資金計画を立てた上で考えた方がよいと思います。
基本的に、投資信託は、短期では不確実性が大きいですから、余裕資金で運用するように考えてみてください。ご参考です。
回答専門家
- 森本 直人
- ( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
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この回答の相談
去年より年収が半減し、投資信託の配当金(分配金)を生活資金の一部とし、さらに預貯金を取り崩して生活しています。
(参考情報)
家族構成 私(契約社員)、妻(専業主婦)、… [続きを読む]
apophisさん (和歌山県/54歳/男性)
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