対象:住宅設備
菱田 剛志
住宅設備コーディネーター
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設置の目的は何でしょうか?
アパートに設置とのことですが、共用電灯へのつなぎ込みをお考えでしょうか。それともどこか一室を住居としてお使いでしょうか?
共用へつなぎ込んで投資として考えるのか、ご自分の住居で光熱費の削減として考えるかでも設置時期は違ってくるのではないでしょうか。単なる投資として考えると13年というのはあまりにも長いのではないでしょうか。アパート経営も含めて税金対策として考えれば投資効果はもっと大きくなり、半分くらいの期間で償却が完了し投資効果も見込めるかもしれませんね。ただ、そちらを考えると再生可能エネルギー法案ですかね。全量買い取りが決まれば10kW以上の規模の大きなシステムを設置するのが一番だと思います。
で、ご自身の生活で利用するのであれば価格の下落に伴って、補助金額の低下・買い取り単価も下がるという風にいつ設置してもあまり償却期間に変化がないというのが最近の傾向です。また、10年後にと思っていても光熱費は常に支払い続けますし、光熱費は確実に上がり傾向にあると思います。現状での10年とか13年で回収というのは現状の電力単価が10年変わらないという前提だと思います。光熱費の単価が上がればそれだけ削減効果が大きくなり10年~13年よりも確実に短くなると思います。
現在、設置して10年で回収できるとして10年後には回収は終わってます。10年後に5年で回収が終わる状況になってから設置しても回収が終わるのは15年後ですね。20年以上は確実に使える設備ですからそれならば今設置した方が良いのではないかと個人的に考えています。
入力文字数がオーバーしているようなので続きは回答補足へ記入します。
補足
もう一つ、新しい技術ですがどうなのかな~という感じですね。10年以上前から球状シリコンの実用化やらフィルム状の太陽電池など盛んに言われていますが、できてはいますが普及に至っておりませんし、これからも難しいですね。特殊な用途は別だと思いますが・・・
やっと普及の途につきはじめたのが化合物系(CISやCIGS)ですね。これでも発電効率が低いため広い場所には効果的ですが、狭い場所にはまだまだこれからです。
塗る太陽電池というのは、10年後はわかりませんがここ数年で普及技術となるのは難しいのではないでしょうか。
投資でお考えなら税制や経営状況も含めて今後の政府の法案を見据えてお考えになるのが良いのではないでしょうか。その場合は10kW以上になりますが・・・
お答えになっているかどうかわかりませんが、一つの考え方としてご参考になさっていただければ幸いです。
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アパートに太陽光発電の設置を検討していますが、費用が高く設置費を回収するのに13年程度かかる(1kWを42円で売った場合)との試算を業者からもらっています。そのような中、新聞で塗る太陽電池が実用化… [続きを読む]
スイカスイカさん (埼玉県/54歳/男性)
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