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上田善隆

上田善隆
広告プランナー

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代理店のリスク管理

2011/07/05 09:45

契約書がないことを前提にお話しします。

リスティング広告の場合の経験はありませんが。代理店のリスク管理について、一般的なことを経験的にお話しします。

大手広告代理店のリスク管理
〇雑誌広告で、届いた掲載誌を見るとあまりにも印刷が汚くて苦情を言いました。色校正のときと比べて違いが激し過ぎました。(現在では、デジタル化が発達し、ほとんどそんなことはありませんが)
広告代理店はミスを謝罪し、再度同じ雑誌の、別の号に掲載誌し、またその雑誌の競合誌にも同じ広告を掲載してくれました。つまり同じ広告が3回掲載されたことになります。このおかげで結果的に読者の数が大幅に増え、レスポンスが増えました。

〇新聞の連合広告で同業他社の広告を、同じページに掲載しないことを暗黙に了解していたにもかかわらず、広告代理店が他のクライアントを探すことができず、同じ紙面に広告を掲載してしまいました。事前にその掲載の連絡がありましたが、コンセプトがほとんど同じ内容でした。
苦情を言いました。別の日に単独で同じ広告を掲載してくれました。そして、パブリシティ枠(クライアントのために持っている記事枠)内で記事を書いてくれました。

TVCMの複数社提供番組で、CMを流す順番がローテーションになっているはずと聞いていたのに、1社だけ必ずトップに流していることがわかり、問いただしたことがありました。その企業は特別スポンサーで、最初から決まっていたのですが、代理店担当者も勉強不足で知らなかったのです。
後日、その局のスポーツ番組に同じ広告を流してくれました。スポンサー側からすれば、ターゲットが違っていたのですが、数名の人からあの番組に出ていたねと言われ反響がありました。

印刷会社のミスでは、値引きすることもありますが、代理店の場合は以上のようなカタチで謝罪してくれることが多いです。広告代理店は多くの媒体の在庫を持っていますし、クライアントがつかなくて値引きになることが多く、数百万円する媒体が時価ではその2~3割で買えることもあるのです。
こういうことを念頭に置きながら、代理店と交渉するのがいいのではないかと思います。

補足

代理店は、こういう風にちょっとしたミスでも、代わりに他の媒体等を提供することにより、クライアントが今まで思いつかなかった、あるいは予測しなかった反響を与えてくれることがあります。
今までとは違った媒体を無料で提供することにより、クライアントに新しい媒体の魅力を発見させ、今後の開拓につなげていきます。
代理店のリスク管理の一つの方法です。

媒体
リスティング広告
広告代理店
リスクマネジメント
交渉

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この回答の相談

リスティング広告について

法人・ビジネス 広告代理・制作 2011/07/04 20:13

初めて質問させていただきます。

弊社では某代理店にリスティング広告の運用をお願いしているのですが、今回、2週間に渡って全てのキーワードが先方のミスで誤ったランディングページに設定されていた… [続きを読む]

ALL2011さん (東京都/31歳/男性)

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