対象:不動産売買
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個人間取引の流れ
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ハッピーハウスの真山(さのやま)です。
今回、新しく住宅ローンは使用せずに
同居中の彼女が現金1500万円で物件を買い取る
という前提でご参照ください。
仮に親しい仲であっても、何の書類もなく
金銭を支払うことはトラブルになる可能性が大きい
と思います。
自己責任のもと、不動産仲介業者を入れずに、
個人間売買するのとことなので、
実際の流れとしては、下記の通りです。
1.彼と彼女が不動産売買契約を締結
*売買契約書だけであれば司法書士でも作成できます。
2.彼が不動産を売却することを彼が住宅ローンを組んでいる金融機関へ連絡
*完済するための金額(日割りの利息を含む)を計算してくれます。
3.金融機関にて、司法書士が立ち会いのもと決済を実行(そのまま登記申請)
*彼女が彼に不動産の代金を支払い、その金額で抵当権を抹消し、
司法書士が抵当権の抹消および所有権移転の登記を行います。
まずは不動産の売買契約ありきで話を進めます。
そして代金を支払うのと同時に所有権移転が完全に行使できるように
司法書士に確認をしてもらい、登記手続きを代行してもらいます。
仮に、不動産の売買契約がない状態で、彼女のお金で
彼の住宅ローンを繰り上げ返済しても、それは、
彼女が彼に残債分のお金を貸しただけにすぎません。
その後、不動産の取引ができるのかどうかは全くの別物です。
したがって、お金が動く前には必ずその根拠となる
不動産売買契約を締結しておき、登記が完全にできることを
担保するために、司法書士に登記を依頼してください。
法律的には、不動産仲介業者および司法書士を使わずに
個人間のみで不動産の売買(登記を含む)は可能です。
いろいろと相談を受ける中で、大きなトラブルとなっているのは、
不動産の取引に慣れていない個人間取引です。
そういった大きなトラブルにならないために
専門家として宅地建物取引主任者の制度があり、
不動産仲介業者が職業として存在します。
また登記の専門家として司法書士がいます。
個人間で取引をする際には、よほど不動産の取引に
精通している人同士でないとお勧めは致しません。
仮に、取引を進めるのであれば、少なくとも司法書士に登記を依頼して、
よく注意をして取引に臨んでください。
少しでもお役に立てれば幸いです。
評価・お礼
takaptak さん
2011/06/28 12:22
ハッピーハウス 真山様
とても丁寧に教えていただきまして有難うございます。
何も知らない私でもよくわかりました。
そして最後まできちんと読ませていただきました、
自分が特別などと、思っているわけではないんですが、
「自分だけはトラブルは起こらない」と思ってしまうんでしょうか。
もう一度話し合い、どうするか考えたいと思います。
ご回答大変感謝いたします。
回答専門家
- 真山 英二
- ( 神奈川県 / 不動産コンサルタント )
- 株式会社ハッピーハウス 代表取締役
正しい知識で安心して人生最大のワクワクを楽しんでもらいたい!
人生最大級の買物である不動産購入は、自分や家族が主人公でこだわりを実現していく「人生最高のエンターテイメント」と言えるのではないでしょうか。正しい知識と情報を身に付ける事で、安心してワクワクの不動産選びを楽しんでもらいたいと考えています。
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この回答の相談
はじめまして
よろしくお願いします。
彼所有のマンション(ローン返済中)で、彼女と(無職)同居中です。
生計は彼の収入で生活しています。
彼はこの先、定年後は(5~10年後)、田舎のほ… [続きを読む]
takaptakさん (東京都/38歳/男性)
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