対象:矯正・審美歯科
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河合 悟
歯科医師
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まずは、埋伏している位置を確認すること
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お子様の歯並び、ご心配ですね。
上顎の犬歯が埋伏しているとのことですが、上顎骨は海面骨(スポンジのようにすかすかしている骨)で軟らかいので、邪魔する物があればそれを避けるようにして歯が出て来るのが普通です。ですから、多くの場合、歯が並ぶ隙間がない人は、八重歯になって犬歯が外側からはえてきます。
しかし、3番が丁度2番と4番の間にピッタリはまり込んだ状態になった時、希にご心配のように2番の歯根を吸収してしまう場合があります。
少しでも外側、あるいは内側にずれていれば心配はありませんが、これは一般的なレントゲンで確認することはできません。
そこで、まずCTを撮影し、埋伏している3番の位置を確認する事が大切です。
その結果、
1:3番の位置が少しでもずれていればそのまま経過を観察します。
そして、右上の3番が出てきても、まだ出てこないようであれば外科的に開窓して牽引します。
2:3番が二番の歯根に丁度あたっている場合には、すぐに開窓牽引を行います。
以上のような治療方針が考えられますが、いずれにしても現在通院中の矯正歯科の先生とよくご相談の上、治療を進められるのが良いと思います。
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評価・お礼
mayu72 さん
2011/06/05 15:37
長文をお読み下さり、また回答をくださりありがとうございます。
3番が2番の「少しでも外側、あるいは内側にずれていれば心配」がないのですね。この場合は、右上3番が出る頃まで様子を見る。
分かり易いご説明ありがとうございます。
3番の状態を医師に尋ねてみようと思います。
仮に3番が2番の歯根にちょうど当たっている場合、先生でしたら、現在の矯正と同時進行で開窓牽引をされますか。
河合 悟
2011/06/06 13:14
現在歯列弓幅径の拡大後保定中で積極的に歯を動かしている状態ではありません。
ですから3番が2番の歯根に当たっているようなら、すぐに開窓牽引を行うのが良いと思います。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
こんにちは。8才の子供のことでご相談させてください。
現在矯正歯科に通っていますが、犬歯の牽引等の外科処置を急がなくてよいのか心配です。アドバイスをいただければ幸いです。状況の説明のため、長… [続きを読む]
mayu72さん (兵庫県/39歳/女性)
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