対象:経営コンサルティング
福岡 浩
経営コンサルタント
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策定以上に浸透が難しい
業務改善創研の福岡です。
ご回答された専門家各位の回答内容はどれも大変分かりやすく的を得ていて、私自身も参考なりました。
さて、策定に関しては専門家の方々にお任せして、問題は策定した後の「ビジョン」「ミッション」「バリュー」を社内に浸透させる具体的な方法ではないかと思います。実際に私がコンサルティングに関わった会社の例を申し上げます。
会社の企業理念や経営方針などを職場の朝礼で唱和している会社は数多く見受けられますが、それで果して社員、従業者に浸透しているのでしょうか。暗記はできたけれど、理解し行動に反映できる状態ではないことは容易に分かります。
そこで、朝礼では、この「ビジョン」「ミッション」「バリュー」などに基づいた行動ができたかどうか、具体例をあげて社員に発表してもらうようにします。例えば、「顧客第一主義」を掲げている会社はたくさんありますが、社員が担当する業務の中で実際に行った「顧客第一主義」を意識して行動した事例を話してもらいます。会社のビジョンやミッションが理解できるとは、その行動に現われることです。
次に半期に一度の個別面談において、個々の社員のキャリアプランなどに会社のビジョンやミッションなどの達成目標を掲げてもらいます。その達成度を半年後に検証するという仕組みです。
策定した「ビジョン」「ミッション」「バリュー」も見直し修正があるかもしれませんが、浸透方法は常に見直しと改善が必要です。また、第三者的な視点で、その浸透具合を測ることも必要ではないかと思います。外食関係であれば、覆面調査などの実施、さらには「ビジョン」「ミッション」「バリュー」の浸透を促進するための研修などが考えられます。
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この回答の相談
外食関係の会社の経営企画部の者です。事業拡大のため人員も増えつつあります。そこで今一度、会社の「ビジョン」「ミッション」「バリュー」を策定し、社内に浸透させたいと考えています。どのような構築方法&浸透させるための案がありますでしょうか。ご指導ください。
doraemonbanzaiさん (東京都/38歳/女性)
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