対象:家計・ライフプラン
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債券投資で覚えておきたいこと
julia-japanさんへ
おはようございます。
前向きに資産運用にチャレンジされている様子とお見受けしました。大きくふやすことよりも長く続けることが大事ですので、少しづつ投資するという考え方でよいと思われます。
債券は、発行時から満期まで持つことができたら元本のまま戻ってきますので、株式投資よりはリスクは小さいといわれますが、投資する国や会社、満期の期間によって違ったリスクがあります。
それでは、いくつかお話します。
一つは、金利変動リスクといわれるものです。
持っている債券を中途で売る時は時価で売ることになるため、その時の世の中の金利によって持っている元本の価値が上下します。買った時よりも世の中の金利が上がっていたら、中途で売る時の時価は元本よりも下がってしまいます。
もう一つは、信用リスクといわれるものです。
国の経済が破たんしたり、会社が倒産する時は、投資した元本の大部分が戻ってこなくなることがあります。過去には、マイカルの社債、アルゼンチン債などで元本の大部分が戻ってこなくなることがありました。
外貨建てのものだと、為替変動リスクもあります。
為替の動きによって、日本円で見た時の価値が変わっていきます。1豪ドル=80円の時と、1豪ドル=88円の時とを思い浮かべてみるとお分かりかと存じます。
経済規模の小さな国や高金利の国の通貨は、為替が大きく動きがちです。近い将来での売却を考えられる場合、その点にはご注意ください。
これから景気がよくなると思われるときには、一般的にいえば、債券よりも株式のほうが魅力的に感じたりします。景気がよくなる(と予測される)時は、各国の中央銀行は利上げをして経済活動が行き過ぎないようにします。
景気が好転している途中では、投資している債券が魅力がないように感じるかもしれません。逆に、景気が悪くなろうとしている時は、投資している債券が魅力的に感じるでしょう。
景気がよくなりそうだ、または物価が上がりそうだ、と思うときは、満期の短いものか変動金利のものを。逆の場合は、満期を長い固定金利のものを選ばれることが基本になります。
あせらずに、時間をかけてjulia-japanさんの投資スタイルをつくってみませんか。
上津原マネークリニック
上津原 章
http://www.urban.ne.jp/home/uechan/
回答専門家
- 上津原 章
- ( 山口県 / ファイナンシャルプランナー )
- 上津原マネークリニック お客様相談室長
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「上津原マネークリニック」という名前には、お金の無理やストレスのない「健やかな」暮らしを応援したい、という思いがこもっています。お客様の「ライフプラン設計」を第一に、また「長いお付き合いを」と考え顧問スタイルでライフプランを提案します。
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この回答の相談
素人の質問で申し訳ありませんが、ご教示下さい。
銀行預金の金利を見ると、今後はあまり期待出来ないと思い、投資信託や株なども検討しましたが、今イチ手を出す勇気がありません。
… [続きを読む]
julia-japanさん (大阪府/43歳/女性)
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