矯正治療後の後戻りについて

vividddさん、はじめまして。清村矯正歯科の清村です。

矯正治療後の後戻りについてお答えします。

せっかくがんばって矯正治療を受けても、後戻りを予防する保定装置（リテーナー）をしっかり使わないと、歯が動いてしまいます。治療後に歯並びが悪くなってしまった方の多くは、このリテーナーを決められた時間使わなかったことが原因です。元の状態にもよりますが、私が治療した場合２年ぐらい（初めの半年は２４時間）は使っていただいています。

したがって、vividddさんのリテーナーの使用時間、使用期間は少し短いように思います。

ほとんどの方は保定装置を使うことで、歯並びが大きく変わってしまうことはありませんが、機能的な問題（舌や唇などの悪い癖など）がある人や元の不正咬合の状態が重篤だった人、治療後に予想以上に成長があった場合などに、リテーナーを使っていても少し歯が動いてしまうことがあります。

vividddさんのご年齢を考えると、歯が動いてしまった原因のひとつとして考えられるのが「親知らず」です。歯がまだ生えていなくても、アゴの骨の中に「親知らず」があって今生えている歯を押してしまって、歯並びに影響を与えることがありますので、もし、そのような場合は「親知らず」を抜くことでこれ以上悪くなるのを予防できるかもしれません。

いずれにしても、もし以前使っていたリテーナーが入らなくなっているのであれば、一度矯正治療をしてもらった先生に相談して、適切な処置をしていただくことをお勧めします。


清村矯正歯科
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清村　多