リフォームの図面　および　見積

志田茂建築設計事務所　志田です。

私達が設計する場合、元の家の図面があればそれを参考に実測、なければ実測して図面をつくり、それを元に考え、お話をします。

図面がある事によって使用する材料の量、機器の数量が決定し、工事金額の見積ができます。
もっとも、クロスを貼り変えたり、機器を交換する程度では図面を必要としない場合はあります。

「現場を解体している」　という事ですからそれなりの工事のようですね。そうなると図面は必要でしょう。
リフォームは解体してみないとわからない部分はあります。それは当然追加工事にはなると思いますが、程度によっては施行者さんの好意でやってくれる事もあります。しかし、それはあくまできちんとした図面を元にきちんとした見積した場合です。

いきあたりばったりの工事では、やる事全部が工事金額となり、追加見積もそれなりに出てくる事でしょう。

「図面を書かないと見積書に入ってる事が実現可能かどうかわからないでしょ！」と言って書いてもらいましょう。
そうしないと、リフォーム後の完成した姿の認識が、施主と施行者で違っている事になり、うれしくない　結果になります。
３Ｄマイホームデザイナーで作ったものは、あくまで　絵に描いた餅　です。私達が作る設計図とは違います。

お金の面でも問題になるでしょう。
ｸﾛｰｾﾞｯﾄの件のように、できるはずのものができなくて交換する場合の金額はどうするのかも、はっきりしておく必要はありますね。

解体中に気づかれたのはまだよかったです。早急に施行者と話をしてください。

＊＊

「やってよかった！」と思える工事になるといいですね！