対象:住宅設計・構造
増井 真也
建築家
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自然と一体になれる家
四季の移ろいを感じることの出来る家、非常にすばらしいと思います。日々の暮らしの中で、人間らしく分相応に暮らしてく為の住宅はそうあるべきなんでしょうね。
4月に浜田山の家を作りました。この家も自然と一体になれるような家作りをしています。とはいえまず快適に暮らすことができるように、自然排熱や床暖房などの工夫を施し、その上で暮らしの中で四季の移ろいを感じることが出来るような設計をしています。
この家では全ての素材選びに際して、経年変化の際の美しさにこだわりました。たとえば白いペンキなどははじめはきれいでも汚れてしまえば決して美しいと感じることが出来るものではありません。それに比べて漆喰はその汚れが味に見えるものです。床には30ミリの杉板、天井は米松の化粧梁、外壁はモルタル押さえ、ウッドデッキは床と同じ杉板、どれをとっても時間の経過と共にその変化を楽しむことが出来る素材ばかりです。
この家の設計の際には素材選びからプランニングまで全ての事柄についてクライアントとじっくりと話し合いました。価値観を共有し、同じ目標に向かって作業を進めていくことの出来る状態になるまでじっくりと話をする。それさえ出来れば必ず良い家が出来ると思います。すばらしい家作りに期待しております。
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専門家の方のアドバイスをいただきたく、質問させていただいております。
私は現在55歳です。リタイア後の第二の人生を豊かにしたく、趣味を大事に
できる家今から構想を練っています。
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けんぞうさん (神奈川県/55歳/男性)
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