対象:住宅設計・構造
稲見 公介
建築家
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情報不足で回答が不十分かもしれませんが・・・
はじめまして、稲見建築設計事務所の稲見です。
グラスファイバーやマットエースの熱伝導率がわかりかねるので、予想でしかないのですが・・・
グラスファイバーは通常のグラスウール16kgのことをいっていて、マットエースが高性能グラスウールの16kgのことを言っているのではないかと判断して回答いたします。
また、充填断熱だと判断して回答いたします。
床のグラスウール32Kは熱伝導率が0.036になり、神奈川県で外気に接する床だと約120mm以上次世代省エネルギー基準にするには、必要です。
外気に接していない床ですら約80mm以上必要になります。
同じように天井を考えて見ます。
天井断熱と判断して考えて見ます。
グラスウール16Kは熱伝導率が0.045となります。
次世代省エネルギーにするには180ミリの厚さが必要になります。
壁はと計算すると
グラスウール16Kは熱伝導率が0.045となりますので・・・
約100mm必要になるのでこちらは25%ほど断熱材が足りません。
オプションを全部やると考えると・・・
壁ですが
壁が高性能グラスウール16Kになり熱伝導率が0.036になります。
次世代省エネルギー基準にするには約80mm必要なのですが、5mm足りない程度になります。
天井ですが・・・
グラスウールの16Kでなく、仮に高性能グラスウールの16kなのだとしたら
壁と同じ熱伝導率が0.036になりますので
144mm以上必要なものに対して100mmになりますので、3割程度の断熱不足となりますが、半分程度よりはよくなりますね。
床は、同じ断熱性能のものが単純に倍近くになるのでやる価値はあると思います。
商品名は色々あると思うので、断熱材の性能がどのくらいなのかを知ることが重要です。
断熱があまりよくない建物なので、すべてのオプションをすることをお勧めいたしますが、ご予算などを考えて厳しいとなると・・・
暖房を中心と考えたときに
約半分の熱はガラスから逃げ、約2割が壁、約1.5割が換気システムから逃げます。床から1割逃げ、天井から0.5割にげる感じになります。
冷房を中心に考えたとき
約7割がガラスから外部の熱がはいってきて、壁から1.5割、天井から1割はいってきます。
残りが床や換気ステムからでていくことになります。
そうなると、壁が断熱で非常に熱ロスが大きいことがわかりますので、オプション検討その1を採用することをお勧めいたします。
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この回答の相談
これから新築を建てる者です。
標準仕様の断熱材及びオプションで検討している断熱仕様についてアドバイスお願いします。
因みに、断熱材以外の仕様、立地等の条件を記載致します。
限られた情報かと思いま… [続きを読む]
Gucci007さん (神奈川県/16歳/男性)
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