対象:リフォーム・増改築
柏倉 智弘
工務店
-
難しい問題ですね。
話を整理させてください。
平成元年新築 屋根防水はシート
平成18年リフォーム 屋根防水ウレタン塗装2回塗りを実施 54万円 支払い済み
平成22年11月 雨漏り 屋上点検 防水シートの継ぎ目ぼろぼろ
シート防水やり換えの見積129万円
54万円でできず80万円かかる、というのは塗装の場合でしょうか?
ここからは推察なのですが、
平成18年当時のリフォーム(屋上塗装)の時点で、屋根の状態は塗装ですませるレベルの劣化ではなかったのかもしれません。
しっかりとした施工をしていたとしても、その下地の部分が劣化してしまう可能性があった。
こうだとしたら、その時点で塗装ですませてしまったことに問題があります。
シート防水をやり替えればより万全だったはずですが、この提案を受けた場合「オーバースペックではないか?」「不要な工事を提案されているのではないか」と考えるお客様もいることでしょう。
もう一つの視点は、塗装工事の保証は雨漏りをしないことに対する保証といえるのかということです。
業者の立場で言わせていただけば、18年当時シート防水のやり換えを提案していれば129万円の収入となり、保証も自信を持ってつけられたが、54万円の塗装は塗装の劣化は保証できるが新築当時のシート防水を保証しているわけではないと言いたくなるでしょう。
平成18年当時にそうした説明がなく塗装工事で終わってしまったことが問題であろうと考えます。
きつい言い方をすれば塗装工事はやっても意味がない工事だったわけで、これならば何もしなかった方が施工者側もこのような事態は避けられたと言えます。
さて、現実的な対応ですが、
塗装工事に不備があるので塗装工事をやり替える。これならば施工者側の責任でやってもらえると思います。
しかし、雨漏りの不安は解消しないでしょう。
シート防水のやり換えは必要です。しかし不必要な(と思われる)工事に54万円支払っているわけですからこの分を差し引いてほしいという主張をしてみてはどうでしょう。
ご参考になれば幸いです。
補足
相談主のかたの補足説明がありましたので、私の推察でだいたい間違いなかったようです。
仮に今回の防水シート見積には、ぼろぼろになった塗装の撤去費用が計上されているとすれば、平成18年当時であればこの撤去費用も不要だったことになりますので
その分の費用も差し引いてくれといってみても筋は通るでしょう。
第三者を立てて争うという選択肢もあると思いますが、時間と費用が掛かり結果的に費用負担は増えるように感じます。雨漏りの心配が解決するまで時間が掛かります。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
対象物件は平成元年築。鉄骨4階建て、1K12室、屋上は防水シート、屋上面積116平米
リフォーム時はで築後17年経過しており、築後初めてのリフォームでした。
平成18年1月に… [続きを読む]
チョロ太さん (大阪府/45歳/男性)
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A