自営業で持病がある場合の住宅ローン審査について

ハッピーハウスの真山（さのやま）です。

今回のケースでは、いくつかポイントがあります。

　1.団体信用生命保険（団信）に加入できるのかどうか？
　2.年収2000万円とは、事業収入なのか事業所得なのか？
　3.その他の借入等があるのかどうか？
　　　事業用の借入、前の家の住宅ローンの残り、教育ローン等々
　等々

まず、持病についての病状やどの程度の投薬等の治療を行っているのかによって、
団信に加入できるのかどうかが決まってきます。
通常の銀行の住宅ローンでは、団信加入が住宅ローンの条件となります。
病歴等によって、団信に加入できない場合は、
フラット35（Sを含む）で団信なしで住宅ローンを組むのか、
もしくは、借入と同程度の生命保険があるのであれば、
住宅ローンの審査を行ってくれる金融機関があります。

次に年収2000万円が、収入なのか所得なのかです。
基本的に住宅ローンの審査においては、事業所得等の
所得を支払い能力とします。
事業収入（売上）から経費を差し引いて、事業所得
を計算します。自営業の方では、節税のために
収入は大きいけれども、所得が小さいといったことも
よくあります。

最後にその他の借入等です。
その他の借入等がある場合には、前述の所得から、
支払い能力を差し引かれます。

その他としては、自営業なので、
3期分の確定申告書を要求されます。


今回、団信に加入でき、所得が2000万円で、3期分以上の
確定申告書である程度所得が一定しているのであれば、
計算上は、十分に余裕をもって、
ご希望の住宅ローンを組むことは可能です。

ただし、年齢が54歳とのことなので、
自営業としてどれくらいまで仕事を続ける
意思があるのか等の説明を求められると思います。

ご心配であれば、
都市銀行等の住宅ローンの事前審査（無料）を
行ってみるのが良いと思います。
その際に、持病のことを告知すると
団信加入の可否についても審査を行ってもらえます。

少しでもお役に立てれば幸いです。