対象:老後・セカンドライフ
鈴木 豪一郎
宅地建物取引主任者
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貯蓄に励みましょう
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makoco_5116さん
こんにちは。不動産ドクターの鈴木豪一郎です。
お見受けする限りにおいて、
私としては『すぐには買う必要ない』と思います。
今後、お子さんが生まれないと仮定した場合ですが、
その場合、養育教育資金がかからないことになります。
すると、年間200万円の貯蓄ができれば、55才までで4000万円以上の貯蓄ができる計算ですね。それに退職金が別途はいるわけですよね。
家を買う方の多くの動機は
高額の家賃を払うほどなら買ったほうがよい
家族が増えて賃貸では居られなくなった。(大きな賃貸住宅では家賃が高額)
老後は賃貸住宅に住めなくなるので、買えるうちに買っておこう。
などというケースが多いです。
ところがお二人は社宅に住める状態ですし、
奥さまにもご主人さまにもそれぞれ相続予定だったりすでに共有している土地が
お有りなのであれば、無理に都内で物件を購入するよりも
貯蓄(や投資)に回して流動資産を厚くするほうがよいように感じます。
不動産営業マンの中には、先ず何かを買っておいて、将来地方に引っ越すのであれば
それを貸せば『家賃収入』が入り、個人年金になりますよ!!
と美辞麗句を並べるかもしれませんが、日本を取り巻く賃貸市況も
これから相当悪化していくであろうことは、現場の人間ならだれでも感じていることです。
高齢化、少子化、人口減少、経済低迷、国際競争力鈍化、株価低迷。。
悪い要素はたくさんありますが、よい要素はほとんど見当たらないくらいです。
その中で、お二人がなまじな不動産を購入してしまうとこの先、大きくマイナスに作用する可能性が高いのです。
幸い、社宅があるのですから、その恩恵にあやかり、その一方でシッカリと
流動資産を増やして、その後、60歳程度のころに(すでにある土地に)建築をするのが
良いと思います。
例えばお二人で住む程度であれば、木造平屋80平米もあれば十分かと思います。
その場合の建築費は、相場でいけば1300万円~1800万円もあればまずまずのものが建てられるはずです。
計算上は、それをキャッシュでポンと建てても、老後の生活費は担保できますね。
社宅がどうしても厭!とか、社宅にいられない事情が出てきた!などの事が無い限り
その恩恵を最大限享受して、セカンドライフをより確かに充実させてはいかがでしょうか。
補足
社宅にお住まいの方で、後々困る事になるのは、
家賃が安いものだから、お金を使いすぎてしまって、『退職するころには退職金しかない』という状態に陥ることが多いです。
お二人の計画をシッカリと建てて進んでいってください。
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【不動産クリニック】
株式会社常盤不動産
東京都大田区池上6-1-3
TEL03-6410-3630
鈴木豪一郎
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評価・お礼
makoco_5116 さん
2010/12/28 12:13補足の部分は本当にそう思います。本来であれば賃貸の家賃10万を払ったと思って、もっと貯金に励んだ方がいいのかもしれませんが、カツカツになるのも嫌なので、このペースでいきたいと思います。すでに今の社宅は築50年ですが(古いのは嫌ではない)、交通利便性がとてもいいので共働きのうちはここにいたいと思います。丁寧なアドバイスありがとうございました。
鈴木 豪一郎
2011/01/11 13:10
makoco_5116さん
高評価ありがとうございました。
社宅ライフ、楽しんでくださいね。
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■家族構成
夫 34歳(事実上公務員/年収税込み500万)
妻 35歳(アルバイト/年収税込み200万)
■年間貯蓄
夫 年間90〜120万
妻 年間100万(今年から)
■貯蓄総額
共有分とし… [続きを読む]
makoco_5116さん (東京都/34歳/女性)
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