対象:住宅資金・住宅ローン
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今後の金利について
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mle05035様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人と申します。
ご質問の件、住宅ローンの金利が上昇し始めているのは、直接的には、長期金利の上昇が理由です。
長期金利の代表的な指標としては、新発10年国債の利回りがあります。
ちなみに、短期金利は、中央銀行の日銀が、コントロールしているのですが、長期金利は、市場で決まります。
市場で決まることなので、金利上昇の理由は、ひとつではありませんが、もし個人的にひとつ挙げるとするなら「インフレ懸念」です。
報道などでお気付きかもしれませんが、国の財政は、かなりひっ迫しており、埋蔵金もほぼ枯渇している模様です。
ですので、もう国債の増発は、避けられないのではないか、と市場は、みているはずです。
国の借金が莫大になれば、利払いも莫大になるので、政府は、実質的なお金の価値を減らすため、調整インフレを起こそうとするかもしれません。
事実、最近になり、日銀は、上場投資信託を経由して株式や不動産を、市場から直接買い入れることを決めました。
政府の圧力があったのかは、不明ですが、株式や不動産の時価を無理やりにでも引き上げたいという動きです。
この動きがエスカレートしていくと、モノの価値が上がって、お金の価値が下がっていきます。
今はまだデフレ傾向なので、現金をたくさん持っている人が「王様」ですが、インフレになると、一転して、現金だけで抱えている人が「負け組」になります。
本来は、詳しくご相談の背景を伺う必要がありますが、一般的にいって、今、固定金利のローンを組んで不動産を買うのは、わるくはない選択と思いますよ。
ベストのタイミングで借りられなかったのは、残念ですが、今年の8-10月頃は、急激な円高もあり、むしろ異常な感じがありました。
なお、上記はあくまで私見ですし、私もすべて分かっているわけではありません。
ご自身で最終的な判断をするために、できれば、担当のFPをつけて、より深く金融経済の解説をしてもらうことをおすすめします。
以上、ご参考になれば幸いです。
評価・お礼
mle05035 さん
2010/12/24 11:08
ご回答ありがとうございました。お礼が遅くなり申し訳ありませんでした。
“固定金利のローンを組んで不動産を買うのは悪くはない選択”とおっしゃって頂きほっとしました。また、金利上昇の理由がわかり気持ちが落ち着きました。
本当にありがとうございました。
回答専門家
- 森本 直人
- ( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
- 森本FP事務所 代表
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お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
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